【名探偵コナン】東大生、奮闘してるってさ。4

▽mission183 ページ43

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コナンくんから連絡を受けた蘭ちゃんと園子お嬢様が、必要なものを用意してこちらに来てくれるらしい。



警部やFBI捜査官達と情報の共有をしていたコナンくんから届いたメールに分かった、と短い返信をして息を吐いた。




手術後、私はずっと世良ちゃんの病室にいる。




少し眉を寄せつつも規則正しい呼吸の聞こえるベッドの上をちらりと見て、私はベッドの横に置いた椅子から立ち上がった。




ちょっと売店に水と食べるものを買いに行こう。




固く目を閉じた世良ちゃんの頰を少し撫ぜて、私は病室を出る。



病院の売店で何のおにぎりにしようか迷っていると背後から見知った声が聞こえた。





「ええ、ですからウォルツさんは＿＿＿＿」

「だがジョディくん、それだと＿＿＿＿＿」


「ジョディさん？」





声の聞こえる方を振り返って、小さく首を傾げながら声の主の一人に呼び掛ける。


名を呼ばれたジョディ先生は驚いたように目を見開いた。




「あら、Aちゃん？どうしてここに…………」

「コナンくんを庇って撃たれた子の付き添いで」

「そういえばコナンくんもそう言っていたわね…………」





眉を下げて少し苦く微笑んだジョディ先生が隣にいる紳士を手で示した。




「コナンくんから少し聞いたかもしれないけど、今我々FBIは警視庁と合同で狙撃犯を追っているの。ジェイムズ、彼女はコナンくんの知人の山崎Aちゃんよ」

「FBIのジェイムズ・ブラックだ。怪我を負った彼女の為にも、必ず狙撃犯は捕まえると約束しよう」





出された右手を握ってジェイムズさんを見上げ、小さく会釈する。





「山崎Aです、……コナンくんをお願いします」

「ああ、任せたまえ」








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