【名探偵コナン】東大生、奮闘してるってさ。4

▽mission171 ページ31

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「ジョディさん！！い、いいんですか？」

「スリにやられた者同士、傷をなめ合いながら帰るのも悪くないんじゃない？」





背後から掛けられた声に勢いよく振り返ればブロンド美女のウインクが飛んできた。最高。





「それはいい！ジョディさんでしたら我々も安心してお任せ出来ます！」






隣にいた高木刑事も名案とばかりに笑顔で手を打つ。


そのまま勢いで子供たちや博士に別れを告げ、ジョディ先生の車に乗せてもらった。






「それで、貴方の家はどこかしら？」

「あ〜、申し訳ないんですけどちょっとバイト先の方に降ろしてもらってもいいですか？」

「ええ、もちろんよ」

「コナンくんの家の下の喫茶ポアロってところなんですけど………」

「Okay、任せて！」






そういうとジョディ先生は再びウインクを決めた。


いやほんま………………バッチリ決まってて超かっこいい………………………





ジョディ先生の愛車、プジョー607？だったかな？の助手席で少しずつ遠ざかる桜を眺める。


いや、車はあんまり詳しくないんだけど昔ちょっと調べてみたからうろ覚えで喋ってます。プジョーって面白い名前よね。






「Aちゃん、だったわよね」

「はい！」

「Aちゃんは学生さん？」

「今大学生です！」





ハンドルを握ったジョディ先生と他愛もない話をする。





「クールキッド………コナンくんとはどこで知り合ったの？」

「ああ、私が殺人事件の容疑者になるの今日で2回目だって話聞きました？」

「そういえばそんな話もしてたわね」

「最初の事件で犯人にされそうになったのをコナンくんが助けてくれたんです」







実は赤井さんも一緒に助けてくれましたけどね、という言葉は胸の奥に仕舞って笑う。


そんな私の顔をちらりと横目で見たジョディ先生がふわりと微笑んだ。






「ふふ、嬉しそうに笑うのね」

「ジョディさんも楽しそうですよ」

「あらそう？」








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