【名探偵コナン】東大生、奮闘してるってさ。4

▽mission168 ページ28

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事件？解決しました！！！ありがとうコナンくん！！！！！今回も冤罪でした！！！！！



何も特筆することがなければ何も書かずにぶっ飛ばすのそろそろやめろって言われそうだけどだって漫画とかアニメ観れば全く同じことやってるもん！！！！！そっち確認してね！！！！！



私も特にアリバイは無かったが動機も疑うべき理由も無かったので今回は必要以上に疑われることなく全然大丈夫でした。ありがとうコナンくん。




犯人であった段野さんが連行されていくのを見送って、少しだけ物思いに耽る。





私だって大切な人の命が奪われたら取り乱し、身の丈に合わずとも復讐を企てるかもしれない。


誰だって罪を犯す可能性を持つんだな、と改めて感じて兜の緒を締め直した。




加えて私の場合、私のヘマひとつで一気に全てを失う可能性があるのだ。




グッと奥歯を噛み締めている自分に気付いて思わず苦笑した。





最初は事件吸引機であるコナンくん達と関わるのを避けたかっただけなのに、いつの間にこんなことを考えるようになったのだろう。







「じゃ、ワシはもう帰っていいかの」







坂巻さんの一声ではっと意識が現実に戻った。



スリの件でまた話を聞かせてもらうかもしれないという目暮警部に曖昧に頷いて、腕時計を見る。




今から走れば多分、ポアロの閉店時間には間に合う。




コナンくんが弁崎さん(安室さん)を引き留めているのを横目に高木刑事から財布を返してもらい、お金は抜かれてポイントカードしか入っていないことを確認して軽く泣きそうになった。




いやほんま……………今日バイト代おろしたところやったんやぞほんま………………キレそう……………………



返ってくるのかなお金…………返ってくるとしても少なくとも今日は返ってこないよな………………




そして私は気付いた。




お金がないから帰れない。キレそう。







「ああ山崎さん、これスマホです！ご協力ありがとうございました」

「ありがとうございます高木刑事………………」







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