▽mission158 ページ18
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「でも快斗、よくお姉さんだって分かったね……青子、最初はお兄さんだと思っちゃった」
「ア゙ッいや、俺も男だと思ったんだけどさ、声が聞こえたからな」
「快斗くんも高校生?」
「アッハッはい」
ナンパに成功しました。
この後の予定までいくらか時間があるらしく、青子ちゃんがゲーセンにいたのは黒羽快斗がそこで暇つぶしをするつもりだったかららしい。
ゲーセン行くのね…………一応高校生だもんね………………かわいいね………………
近くにあったドーナツ屋で二人とお話しする。
「それにしても中森………中森さんかあ…………最近どっかで聞いたような……………」
オレンジジュースのストローを咥えながらそう呟いてみれば、イチゴチョコのドーナツを手に持った青子ちゃんが笑顔で返事してくれる。
「Aさん、最近怪盗キッドの事件に関わったりしましたか?」
「あ〜ちょっとだけ…………」
「青子のお父さんが怪盗キッドを追いかける警察官なんです!中森銀三、って言うんですけど……」
「あ〜〜!!あの声のデカい警部さんか!!!青子ちゃんのお父さんなの!!?!」
「はい!」
「そういうことか〜〜!!世間は狭いね!!!」
青子ちゃんと盛り上がっている間、挙動不審で居心地悪そうにチョコレートドーナツを頬張る黒羽快斗に少し吹き出しそうになる。
「快斗くんは?さっきスマホを消したのってマジック?」
「ええ、まあ…………」
「その年でマジシャンかあ〜…………すごいな………………」
面白半分で話を振れば、目を合わせずに返事を返された。
お〜〜警戒されてる警戒されてる。
「ごめんて快斗くん、君の大事な青子ちゃんを取ったりしな___」
「Aさんはどこの大学に行かれてるんです!?!!?」
またもや私の台詞を大声で遮った黒羽快斗に、声を出さずに笑う。
なんだこの子、からかい甲斐ありまくりだな???
「ふふ、これでも一応東大生」
「本当ですか!?すご〜い!!」
「ありがとう青子ちゃん、そこの快斗くんはケッ俺でも行けるわみたいな顔しないお姉さん傷付くわ」
「も〜バ快斗!!」
「あででででででやめろアホ子!!!!!」
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moo(プロフ) - 控えめに言っても言わなくても滅茶苦茶面白いです! (2021年7月13日 16時) (レス) id: 36860c259a (このIDを非表示/違反報告)
221B - 面白いです続編読みたい…いつか更新してくだされ…! (2021年6月14日 21時) (レス) id: 43784786f9 (このIDを非表示/違反報告)
おかか。ですか(プロフ) - 面白すぎて夜中に一気読みしちゃいました笑続き首を長くして待っております! (2021年5月23日 1時) (レス) id: 0ecde9d0b0 (このIDを非表示/違反報告)
Lapislazuli. Charlot.(プロフ) - 面白すぎてはまったw(。^。^。)最高 (2021年5月17日 19時) (レス) id: b8ccefd154 (このIDを非表示/違反報告)
美姫(プロフ) - 何度読んでも面白いです!更新待ってます!! (2021年4月27日 2時) (レス) id: ac5aee6225 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:斗 | 作成日時:2019年6月7日 14時