【名探偵コナン】喫茶ポアロの休憩室

▽mission:あむぴとデヱト？1 ページ2

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「そうだAさん、今から空いてます？」

「今からァ？」

「なんでそんな喧嘩腰なんですかね」







いつも通り学校の後でポアロにバイトに行って、今日は安室さんと閉店作業。


ラストオーダーの時間もとっくに過ぎ、最後の客を見送ったところでこのお誘いだ。



閉店時間まで仕事をしていればそりゃお腹が空くもんで、今日の夕飯なんだろうとウキウキ妄想していたところでこんなこと言われたら誰だって喧嘩売ると思う。嘘です。贅沢言ってたら安室の女に殺されてしまう。







「まあ一応空いてるっちゃ空いてますけど……」

「じゃあ片付けが終わったら荷物をまとめて待っていてください」

「意思の確認がなかった…………」

「あはは」

「あははじゃないでしょ」






ぶすっとしてベビーフェイスのアラサーを見上げれば笑って誤魔化される。


まあたまには付き合ってやるか、と超上から目線で考えて適当に頷いておいた。


親には連絡いれて安室さんに晩飯せびるか…………他人の金で美味い肉が食いたい。




明らかに機嫌が良くなった安室さんと、ステーキにするか焼肉にするかしゃぶしゃぶにするかワクワクし始めた私の二人の手にかかれば片付けなんてものはすぐに終わる。焼き鳥もいいなあ。


ただでさえ手際の良いアラサーエリートと現役東大生のご機嫌モード舐めちゃだめよ。ハンバーグも食べたい。





「それで、なんなんです？急に」





問題なく店を閉め、安室さんの愛車が停めてあるという駐車場に向かって並んで歩く。

そういえば目的を聞かされてないな、と問えばいたずらっぽい声が降ってきた。





「着いたら分かりますよ」

「着くまで分からない…………？？？？」

「ああ、その前に夕食は食べます？」

「食べたいです！！！！」

「何が食べたいですか？」

「肉！！！！！！！！！！！！」

「即答」







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