【名探偵コナン】東大生、頑張ってみるってさ。2

▽mission83 ページ37

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「Aちゃんはどれにする？」

「ん〜〜……抹茶アイス…………いやチョコバナナも美味しそうですし………………」

「ふふ、一口あげましょうか」

「わあ〜〜梓さん大好き〜〜〜〜！！！」





クレープ屋のメニュー表の前で唸っていると天使の一声が降ってくる。

喜び勇んで抹茶アイスのクレープを注文すると梓さんはチョコバナナを注文してくれた。


ウッキウキの私はニコニコしながらクレープを差し出す。




「梓さん、あ〜ん？」




一瞬びっくりした梓さんはすぐに笑顔を浮かべた。




「ふふ、ありがと」




そう言って長い髪を耳にかける仕草がめちゃくちゃ可愛い。有罪。無期懲役。私と結婚の刑。


そしてはむっと可愛らしいサイズの一口を披露してくれた梓さん。ありがとう大好き。



ベルモットのエンジェルが蘭ちゃんなら私のエンジェルは梓さんだなあ〜〜〜なんてことをぼんやり考えてみる。


いや蘭ちゃんもエンジェルですけどね、紛れもなくエンジェルですけどね。


そう考えると園子お嬢様もエンジェルだし和葉ちゃんもエンジェルだし哀ちゃんも歩美ちゃんも世良ちゃんもだしこの世にエンジェル多すぎない？個人的にはコナンくんもエンジェル扱いなんだけどいい？可愛いからオールオッケー？オーケーオーケー。



なるほどここが天国だったか………………





「Aちゃん！」

「ふぁい？」





興奮で高速回転し始めた脳が一瞬でそこまで考えを巡らせたところで梓さんに名前を呼ばれる。


間抜けな返事をすれば笑顔の梓さんがクレープを差し出した。





「はい、あ〜ん」

「ヒェ……ポアロで働いてて良かった………」






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