【名探偵コナン】東大生、頑張ってみるってさ。2

▽mission68 ページ22

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「そういえば安室さんについて何か聞いてる？」




なんだかんだゼリーを頬張っていると何気なくコナンくんが探りを入れてくる。

オイさっき一旦信用するって言ったの誰だ。




「最近ずっと体調不良って、ポアロ休んでるだろ？」




コナンくん混じりの猫を被った声で油断なく私を観察しているのが分かるが、私だって有希子さんの短期集中レッスンを受けた役者だ。


バーボンについては知らぬ存ぜぬを貫くって決めたのだ、状況を考えたらバーボンの正体が分かるような情報は私知らないはずだし。


悪く思うな名探偵、互いに長生きしたいのは同じだよ。




「ああ、安室さんなら仮病だよ」

「へ？仮病？」

「ベルツリー急行降りた後に偶然会ったんだけどさ」

「！！？！？会ったのか！！？！？！」

「探偵の方に大きな依頼が入ったからいつ戻れるか分からないって言われた。なんでかは知らんけど梓さんと店長には病気って言ってくれって」

「へ、へえ〜そうなんだ…………」




一応全て事実なので滞りなく説明は終わる。

私がバーボンの正体を知らないことは察してくれただろうか。いや知ってるけど。




「安室さんがどうかしたの？」

「い、いやあ〜結構長く休んでるみたいだから大丈夫かなあって思ってさ？」

「仮病だから心配しなくていいよ」

「そ、そだねー！」





あははは、と笑って誤魔化そうとするコナンくんを哀ちゃんがじとっと見つめている。




私は何も知らない設定なのできょとんとした顔を作るが名探偵、君の誤魔化し方分かりやすすぎるのよ……………





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