【名探偵コナン】東大生、頑張ってみるってさ。2

▽mission48 ページ2

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交通法ガン無視のぎゅうぎゅう詰めで博士の車に乗せてもらい、到着した紺野さん家の庭でバーベキューが始まる。

私のミッションは、コナンくんや哀ちゃんに怪しまれ過ぎずに妊婦さんを、かつ彼らの未来を守ること。

多少怪しまれるのは仕方ない、あの子らめちゃめちゃ賢いから。



美味しそうに肉を頬張る元太くんをにこにこ見守る奥さんをじっと見つめていると旦那さんがやってきた。


旦那さんが奥さんを煽り、喧嘩が始まる。



どこだ、どのタイミングで旦那さんを連れ出すべきか。




「…………」




だめだ良いタイミングが見つからん。多少強引だけど連れ出そう。



携帯を探すと言って家に入りかけた旦那さんに駆け寄り、腕を掴む。





「すみません旦那さん、ちょっと大事な話良いですか」

「え？俺に？」

「あらAちゃん、どうかしたの？」

「ごめんなさい奥さん、ちょーっち旦那さんお借りしますね！」





不思議そうにこちらを見つめた純夏さんに片手で謝り、旦那さんを家の裏に引きずり込む。



ちらっと庭の方を見ればコナンくんと哀ちゃんはこちらをガン見しているが他の三人はお肉に夢中なのでとりあえずこれでよし。


人差し指を口の前に立て、コナンくんに何も言わないでねっとジェスチャーを送る。


は？みたいな顔されたけど知らん知らん。





「それで？俺がどうかしたのかい？」

「あの、奥さんの最近のご様子お聞きしてもいいですか？」

「す、純夏の？」




少し肩をびくりとさせた旦那さんの目をじっと見つめる。

いくら奥さんの最近の所業が我慢ならんつったって赤ちゃんまでリスクに晒させねーよ？？？？？


私の目があまりに真剣だったのか、旦那さんの表情に焦りが見える。


口をパクパクさせて何も言おうとしない旦那さんに少しため息をついた。





「……怠いとか、疲れたとか言って家事をやらなかったり」

「！！？」

「ご飯を見ただけで吐いたり」

「な、何故それを……！！？！」



旦那さんの顔が青ざめる。



「それに勝手に自分の携帯を見られたりしちゃ〜堪んないですよねえ」







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