【名探偵コナン】東大生、頑張ってみるってさ。2

▽mission54 ページ8

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「こんばんは山崎です」

『どうしたんですか急に……』

「突然ですが泊めてください」

『はい？』




突然押し掛けたにも関わらずとりあえず中に入れてくれた沖矢さんに感謝。




「……それで泊めてくれ、とは？」




コーヒーを持ってきてくれた沖矢さんがめちゃくちゃ不思議そうに聞いてくる。

まあそりゃそうだわな、私だって聞くわ。





「今日家族が全員家を空けてまして」

「はい」

「私は財布とスマホと家の鍵を全部ポアロに忘れてくるという大ポカをやらかしまして」

「今晩寝る場所がないと」

「面目ないです…………」




ソファに座って項垂れる。

無理ですって言われたら私今日野宿だし……




「まあ構いませんが」

「まじですか！！！？！？」

「その代わりいくつか協力して欲しいことがあります。……まあ取引のようなものですね」

「ヒエッ…………」




思わず息を呑む。だって眼鏡光ってたもん怖いじゃん………………




「どうされますか？」

「きょ、協力して欲しいこととは……」

「どうされますか？」




沖矢さんの有無を言わさぬ口調に肩がぶるっと震えた。




「ぜ、是非…………」

「ふふ、ありがとうございます」





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