【名探偵コナン】東大生、頑張ってみるってさ。2

▽mission95(加筆) ページ49

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「バンブーって誰かと思ったら安室さんのことだったんだ…………」

「いや違いますけど」

「とぼけなくていいのよBamboo」

「貴女も何一緒になってるんですか…………」






背後から現れた安室さんにビビった私は普通にめっちゃびっくりした顔をしているし、ベルモットはからかうような笑みを浮かべている。


一瞬呆れたような顔をした安室さんの顔はすぐに険しくなった。






「それで、ベルモッ＿＿＿」

「ベルよ」

「…………ベル、彼女に何の用ですか」





鋭い視線を向ける安室さんをベルモットは可笑しそうに眺める。





「そんなに睨まなくてもいいじゃない？Bamboo、貴方のお気に入りと少しお話ししたかっただけよ」

「それだけですか」

「そうよ、悪い？」

「いえ、まさか」





息の詰まりそうな、探り合うような問答をして安室さんはニコリと笑う。


胡散臭さMAXだァ………………






「Aさんは？ベルとどういうご関係で？」

「さ、さっきナンパされました………………」

「そうですか」





こ、これが組織の空気感…………とビビり散らしている私にも安室さんは胡散臭い笑顔を崩さない。


こわ………組織こわい…………住む世界が根本的にちげえ…………………




まあそりゃあ気を抜けばすぐに殺し殺されの世界だもんなあ……とぼんやり考えていると不意に肩を抱き寄せられる。






「ビッ！？！？！！？」

「用が済んだなら僕がAさんを送っていきますが良いですよね、ベル？」

「私とこれ以上話させる気なんてないクセによく言うわ、Bamboo？」

「…………」





私にバーボンという名を聞かせる気がないのか、単に面白がっているのか、バンブーという名を使い続けるベルモットに安室さんは眉をしかめる。


恐らく後者だ。ベルモットさっきからめっちゃ楽しそう。






「フフ、じゃあねシュガー？今度はBamboo抜きで会いましょう？」

「しゅ、しゅがぁ………………」









艶やかなブロンドを翻し去っていくベルモットの背を安室さんが睨んでいるのが分かる。


ポーカーフェイスが行方不明だぜバンブー。


ていうか何？？？ベルモット私のこと気に入ったの？？？なんで？？？バンブーが効いた？？？



というか、





「そろそろ離してくださいよバンブーさん」

「嫌ですし僕は安室です」

「アムロタケさん」

「安室透です」

「タケちゃん…………フッ」

「笑わないでもらえますかね？？？？？」








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