【名探偵コナン】東大生、頑張ってみるってさ。2

▽mission58 ページ12

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特筆できるような面白いことも危険なことも特になかった。


ベルモットやバーボンにとって多分私はポアロで働いているただの大学生だという認識らしい。マークされてないの超ありがてえ。


一回火傷の赤井マンとすれ違って位置情報を送信した以外は車内で起きた殺人事件ともノータッチ。


だって普通に嫌じゃん殺人事件…………自業自得だし…………


今私がいるのは6号車の廊下。多分。

ずっとウロウロしている私を車掌さんがそろそろ部屋戻れよみたいな顔で見ているが知らん知らん。

窓のそばに立って外の風景をパシャリと1枚。

線路がカーブして8号車の様子が少しだけ見える。

関係者が集まっているのは見えるがどの程度事件が進んだのかは分からない。



が、火事が起きれば私の仕事は終わり。


私は他の乗客達と共にキャーキャー言いながら逃げる予定だ。キャーキャーは言わないけど。


メインストーリーに首を突っ込む気はない。イレギュラーのせいで結果変わるの嫌だし。




「……ん？」



スマホのバイブが震えた。メールだ。

差出人は有希子さん。




『状況が変わったから7号車のB室に行ってもらっても良い？そこで哀ちゃんを保護して欲しいの。あとはコナンくんがやってくれるわ、ヨロシクね♡』



「……はわわわ」






はちゃめちゃにメインストーリーじゃん…………






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