�� ページ5
*
「A！！」
「祐基っ」
「ごめん、待ったよね。改札間違えた！」
「すっぽかされたかと思った…」
拗ねたふりをすると、本当に申し訳なさそうにわたしを覗き込む。
「ごめんね、ほんとにごめんね？」
「…ははっ、いいよ！わたしもさっき来たとこだし」
顔を上げると、下がってた眉が今度はあからさまに上がる。口をぷくっと膨らませる。
「騙したなぁ！」
「ごめんごめん」
「行こっか」
「うん！」
差し出された手をキュッと握る。
ほっそりしてるように見える祐基だけど、触れば筋肉質でがっしりしてる。
でもわたしも祐基のとなりに並ぶために、努力は惜しめない。
「A、また痩せてない？」
信号待ちで 一歩引いてわたしを上から下まで見る。
「え？ほんと？」
「なに喜んでるの」
またぷくっとほおを膨らませる。
だって、ダイエットの成果を 一番好きな人に認めてもらえたんだよ？
嬉しいに決まってるじゃん。
「ガリガリはリョウガだけでいいの」
そんな訳のわからないことを言って、わたしの腰に手を回す。
「ほらー、細すぎ」
「だったら祐基が もっと太ってよ。隣に並べないでしょ？」
「なにそれ！そんなこと思ってたの？ばかだなぁ」
きれいに巻いた髪をくしゃくしゃに乱される。
やめてよって彼を見上げると、満面の笑みでわたしを見てる。
目尻の下がったこの笑顔が大好きなんだ。
「今日はいっぱい食べてもらうぞぉー」
「え、やだよ」
「ほら！今日は食べ放題に予定変更！行くよ！」
手を引く祐基について行く。
西陽に揺らめく祐基のミルクティー色の髪がとてつもなく愛おしかった。
(俺のせいで無理させるとか大反省だ)
(なんか今日の祐基は男らしい)
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るる(プロフ) - 終わりなんですか？？悲しいです、、（；＿；）これからも他の作品楽しみにしてますo(^_^)o (2015年9月7日 0時) (
レス) id: d3f77465dd (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅ。// - こーちゃんのは号泣です泣、あとはめっちゃきゅんきゅん//しました笑。\(*´∀`*)/更新頑張ってください (2015年8月19日 1時) (レス) id: 265b6a7a78 (このIDを非表示/違反報告)
みさみさ(プロフ) - もう、めっちゃ感動しました（泣）泣きました〜素敵な作品ありがとうございました！これからも頑張ってください!! (2015年8月15日 0時) (レス) id: b9c42e7b14 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 羽空さん» コメントありがとうございます！号泣なんて…！うれしいです(´｡･o･｡`)がんばります！ (2015年8月14日 22時) (レス) id: 5f993869e2 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ミユカさん» コメントありがとうございます！Twitterもこちらも見てくださってるなんてうれしいです！そんなに言ってくださるなんて本当にありがたいです。がんばります！ (2015年8月14日 22時) (レス) id: 5f993869e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな | 作成日時：2015年8月9日 4時
