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「はぁ？！骨折った？！」
親戚のおじちゃんがサイクリング中、こけて足の骨を折ったと言う。50歳も過ぎているというのに やんちゃな人だ。
暇すぎるから見舞いに来いという電話で、おじちゃんのために仕事帰りに、差し入れ片手に病院へ向かった。
話が止まらないのは足を折ったって変わらないらしく、散々退屈で死ぬと愚痴られた。
1時間弱で逃げるように病室をでる。
「また来るから！」
「晃一！まだいろよー」
「じゃっ！」
賑やかなあの人のおかげで少し元気が出た、気がする。
病院の中の売店でおじさんが言ってたオススメのおにぎりを買う。
帰ろうと出口に向かう途中、
何台か公衆電話が並んでいるところがあって。何気なくその脇を抜けようとした時。
「うん、大丈夫だって。平気よ」
思わず、足が止まった。
振り返ると、患者さん用の服。
おじちゃんと色違いのそれを着た君の後ろ姿。
聞き間違えるわけがない。
見間違えるわけがない。
間違いなく君だ。Aだ。
点滴のかかった 下にコロコロがついてる棒を握って、電話をしてる。
なんで、こんなとこにおるん。
《もうこーちゃんとは一緒にいられません。》
フラッシュバックするのは、あの手紙。
君の今の姿と手紙の文章とが、最悪の想像でつながった。
「ん、じゃあね。待ってる、うん。がんばるよ」
受話器を置いて、振り返るA。
俺を見つけ、一瞬止まって目を見開く。
「なんで…？」
そのまま抱きしめた。
「…こーちゃん、なんでいるの？」
知らないうちに、華奢だったのがもっと細くなった君の体を、きつく抱きしめた。
会えなかった分、抱きしめた。
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るる(プロフ) - 終わりなんですか？？悲しいです、、（；＿；）これからも他の作品楽しみにしてますo(^_^)o (2015年9月7日 0時) (
レス) id: d3f77465dd (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅ。// - こーちゃんのは号泣です泣、あとはめっちゃきゅんきゅん//しました笑。\(*´∀`*)/更新頑張ってください (2015年8月19日 1時) (レス) id: 265b6a7a78 (このIDを非表示/違反報告)
みさみさ(プロフ) - もう、めっちゃ感動しました（泣）泣きました〜素敵な作品ありがとうございました！これからも頑張ってください!! (2015年8月15日 0時) (レス) id: b9c42e7b14 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 羽空さん» コメントありがとうございます！号泣なんて…！うれしいです(´｡･o･｡`)がんばります！ (2015年8月14日 22時) (レス) id: 5f993869e2 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ミユカさん» コメントありがとうございます！Twitterもこちらも見てくださってるなんてうれしいです！そんなに言ってくださるなんて本当にありがたいです。がんばります！ (2015年8月14日 22時) (レス) id: 5f993869e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな | 作成日時：2015年8月9日 4時
