#8 ・ 冬真side ページ11
冬真side
仕事が終わり、久しぶりにAの家に行くことにした。いつものようにエントランスでインターホンを、押すも応答がない。念のためにと持っているスペアキーで中に入る。
エレベーターを使いAの住む階へと向かう。
部屋のインターホンを鳴らすもやはり応答がないので、スペアキーを使って中に入る。玄関に靴があるからいることは確実なんだけど…あらかじめ連絡しとけば良かったなぁなんて考えていると、テーブルのそばに倒れているAの姿があった。
「A?A?」
そう声を掛けると、かわいらしい寝息が聞こえてきた。よく見ると。目の下にくっきりくまが出来ていた。
「寝不足と疲労かな?」
なんて、1人で呟く。
「よいしょっと。」
軽すぎる妹をお姫様抱っこし、ベッドまで運んだ。
大きくなったなぁなんて思いながらかおを覗き込んでいると、目を覚ましたA
A『うわ!』
かなりビックリしている。
そんなの関係なく、言った。
「昨日寝てないでしょ?」
素直に言う訳がないが、一応聞いてみた。
A『・・・少しは寝たよ?』
嘘バレバレだ。
目が泳ぎまくってる。
ここは医者として、そして兄として、しっかり言っとかなければ。
「嘘つけ!目の下にくっきりくまが出来てるよ?言ったよね?Aの体はそんなに強くないんだから、ちゃんと寝なきゃダメだよって」
そう言うとAはビックリしたのか目を丸くしたと思ったら、今度は目に涙を溜めだした。そしてこう言った。
A『ごめんなさい。歌の仕事が終わらなくって・・・』
そういえばAが倒れていた近くにあった机の上に手書きの楽譜があった気がする。
Aはやらなきゃいけないことをギリギリまでやらないからなぁ…
「昔からAはそういうの締め切りギリギリにならないとやらないよな。ほら、中学生の時だって夏休み入るまでは7月中に終わらせる!って意気込んでても絶対終わらなかったよね。」
誕生日までに終わらなくて、泣きながらやってたこともあったっけ。
とにかく無理はしないでね。A
─────────────────────
過去の話が長くなってしまいすみません(>_<)
あと4話で本編に入る予定です。
これからもあの9人グループに新メンバー?をよろしくお願いします。
227人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
春猫 - HiHiJetsの井上君なんですけど、瑞樹じゃなくて瑞稀です!出来たらで良いので直しておいて下さい! (2019年8月31日 22時) (レス) id: 0d57913dc4 (このIDを非表示/違反報告)
カコ - 山田くんへの呼び方なんですけど、裕翔は山田ではなく、やまって呼ぶので直しておいて下さい! (2019年3月27日 12時) (レス) id: 322099c893 (このIDを非表示/違反報告)
モリノ ツバキ(プロフ) - 私は最近このページを見つけたので今コメントをしていますが、私は涼ちゃんが神担ですが、とても、面白いです!そして、過去編が長いとありましたが全然長くないです!簡単な説明で終わるより、この方がより詳しく理解できるのでいいと思います!これからも頑張って下さい! (2019年1月18日 16時) (レス) id: 7f9d0a2602 (このIDを非表示/違反報告)
りお - 雑誌にかいてあったんですけど、大ちゃんの身長は163cmらしいです。偉そうにすみません (2019年1月2日 21時) (レス) id: 369a389f07 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - JUMPでは7担当ですこの小説最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2018年2月28日 12時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひかり | 作成日時:2017年4月6日 0時