五蜜 ページ6
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５年前、無名街に捨てられた少女
俺達の家族として迎え入れる為に降り立った瞬間・・・
『 お兄ちゃん、キレイ・・・まるで鳥みたい 』って微笑んだ
「 ララが自分の妹にするって、喜んでリリって名前をつけた 」
「 確かに似てる。 たよりない感じとか天然なところが 」
「 それが突然いなくなって・・・
探しても見つからなくて・・・
売買目的で攫われたんじゃないかって、ずいぶん探した！
新しい家族を守れなかったって、あの時は悔やんで悔やんで・・・ 」
やっと見つかった
当時も可愛い顔してたけど、成長してより女らしくなったリリが目の前にいる
無邪気な笑顔はそのままだけど・・・
「 今までどこにいたんだ？ つらい目にあってなかったか？ 」
「 ごめんなさい。 わたし、小さい頃の記憶がないの 」
「 えっ？ 」
「 どういうことだ？ 」
「 何かショックなことがあって全て忘れたんだろうって・・・ 」
俺はララと顔を見合わせる
リリから言われたことに驚きを隠せない
「 今は・・・優しい人と一緒にいる 」
「 それは・・・誰だ？ 」
「 ス、スモーキー？ 」
「 男か？ 」
答えずに黙る
もうソレが答え
「 ソイツがお前を攫った奴か？ 」
「 ち、違う・・・わたし、恐い人から逃げて・・・ 」
リリの肩を揺らして問い詰める
空白の時間に何があった？
「 思い出せ、リリ！！ 」
「 や、やめ・・ 」
「 お兄ちゃん、やめて！！ Aが脅えてる！！ 」
「 Aだと？ 」
「 そうよ、この娘の名前よ。 何も覚えてないのにリリって決められない 」
「 ふぇ・・ 」
俺を見て笑顔だったコイツがララの胸で泣き出した
「 おい、なに人の女泣かせてんだ？ 」
低く
響く
男の声
「 コイツ・・・雨宮兄弟の広斗！！ 」
シオンが叫んだ
「 A、アンタの連れって・・・？ 」
「 ひ、広斗〜 」
ララから離れ、俺以外の男に飛び込むリリ
「 わりい、恐い思いさせたな 」
「 ち、ちが・・ララ、た、助け・・てくれ・・た 」
「 じゃあ、なんで泣いてる 」
「 俺が過去を思い出せって強く言ったからだよ 」
やっと見つけたんだ
もう誰にも渡したくない
「 Aだっけ？ 思い出したくないか？ 」
そう、これは賭けだ
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姫保(プロフ) - ミナさん» きゃ(/ω＼)そっか・・・きっとイロイロ吹っ切れたから、生まれ変わったのと一緒だ〜！！ (2016年6月3日 7時) (
レス) id: 29b0e5addf (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - リボーンやで♪生まれ変わりやで( ´ ▽ ` )ﾉ (2016年6月2日 22時) (レス) id: 2d5c99313a (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - すずめさん» ただいまでございます( ;∀;)いつも見守って下さってありがとうございます。 (2016年6月2日 0時) (レス) id: 29b0e5addf (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - no_NAMEさん» あわわ・・・(*ﾉωﾉ)ヤベ、照れる←モニタリングの臣様風に読んで下さいませ。 (2016年6月2日 0時) (レス) id: 29b0e5addf (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - 優希さん» ありがとうございます。再開してすぐのコメントが心に沁みます。 (2016年6月2日 0時) (レス) id: 29b0e5addf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫保
| 作成日時：2016年2月27日 0時
