四雫 ページ27
・
「 お前のレッドラム横流しを見逃す条件はなんだった？ 」
「 は、“ 華 ”を見つけたらすぐ・・・ 」
「 そうだ、俺に連絡するだったよな
だがシオン、お前はソレを怠った。 恩を仇で返した覚悟はできてるのか？ 」
「 けどノボルさん、あの娘が、リリが“ 華 ”だなんて俺はさっき知ったんだ！！ 」
「 言い訳はいい。 ここに来るまで連絡する時間は十分あったはずだ 」
ノボルと呼ばれる男が、トカレフの銃口をシオンに向ける
「 ゴホッ・・・、待てよ
俺の断りもなくシオンを撃つんじゃねえ 」
「 スモーキー？ 」
「 おいシオン、説明しろ
レッドラムは家村会が製造するクスリ。 なぜお前がその売買に関わってるんだ？ 」
「 そ、それは・・・ 」
「 言えねーのか 」
コイツ、Ｇ・ＳＷＯＲＤのチーム全てが禁じている違法薬に手を出したのか
なぜだ？ 俺の家族であるお前がそんなことを・・・
「 俺のアジトに余所の揉め事持ち込むんじゃねーよ
おい、ノボルっていうヤツもルードも全員出てけ
九龍の“ 華 ”は死んだ。 お前らがここにいる必要は無い 」
「 日向・・・殺したと言うなら遺体を見せろ 」
「 はあ？ 俺に命令するのか？ 」
「 “ 華 ”そのものをこの目で見ない限り信じない 」
トカレフの銃口がシオンから日向に移る
「 早く“ 華 ”を・・・お嬢を返せ。 でないと撃つ 」
「 撃てよ。 だが“ 華 ”はもういない
俺が撃たれたら、達磨一家全員でお前を八つ裂きにするぞ 」
「 構わない
どうせ、お嬢を取り戻さないと九龍から抹殺される身だ 」
捨て鉢な態度のノボル
“ 華 ”を見つけられない焦りなのだろうか
「 日向、そこをどけ！ 寺の中を見せろ 」
「 断る 」
拒絶後すぐ撃鉄を起こしたノボル
怯むことなく銃口を見据える日向
その場にいた誰もが一音も発せずにいた中・・・
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 909人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
姫保(プロフ) - ミナさん» きゃ(/ω＼)そっか・・・きっとイロイロ吹っ切れたから、生まれ変わったのと一緒だ〜！！ (2016年6月3日 7時) (
レス) id: 29b0e5addf (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - リボーンやで♪生まれ変わりやで( ´ ▽ ` )ﾉ (2016年6月2日 22時) (レス) id: 2d5c99313a (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - すずめさん» ただいまでございます( ;∀;)いつも見守って下さってありがとうございます。 (2016年6月2日 0時) (レス) id: 29b0e5addf (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - no_NAMEさん» あわわ・・・(*ﾉωﾉ)ヤベ、照れる←モニタリングの臣様風に読んで下さいませ。 (2016年6月2日 0時) (レス) id: 29b0e5addf (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - 優希さん» ありがとうございます。再開してすぐのコメントが心に沁みます。 (2016年6月2日 0時) (レス) id: 29b0e5addf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：姫保
| 作成日時：2016年2月27日 0時
