六風 ページ18
***
わたしとララの前には白い服を着た男の人たち
その後ろから拳銃を構えた男の人が近寄って来る
「 う、撃たれたくなければ、お、俺の言うことを聞け！ 」
強い口調だけど手が震えてる
「 そんな粗悪品のトカレフ撃つの？ 」
「 な、なんだと？ 」
「 おい、お前・・・ 」
「 ちょ、A。 アンタ、何言って・・・？ 」
だって危ないもの
「 こんな狭い路地裏で持つ手がブレたままだったら、
撃った弾が壁に当たってどこに飛ぶかわからないよ？ 」
「 し、し、し、知ったようなコト言うな！ 」
「 本当のコトなのに・・・ 」
菊志野が教えてくれたんだけどな
「 ハハハッ！！
見た目と違い、なかなか胆の据わった女だな。 面白いじゃないか、なあ、コウ？ 」
「 ええロッキー、これから楽しく過ごせそうです 」
「 な、なに笑ってんだよ。 もうすぐノボルさんが来る！
“ 華 ”を引き渡せば、俺は九龍グループの幹部の椅子が待ってるんだ！ 」
えっ？ ノボルが来るの？
わたしをまた塀の中に閉じ込めるため？
「 古屋よー、俺に隠れてナニ九龍の犬をやってんの？ 」
また誰か来た
「 げっ、村山！ 」
「 拳一つで成り上がるのが俺らの信条。 これは裏切り行為だ 」
「 もう、お前の下にいるのは嫌なんだよ！！ だから・・・ 」
わたしとララから背を向け、村山と呼ばれた男の人に銃口を向ける
「 やめとけって・・・と。 へぇ〜、あんたが“ 華 ”ちゃん？ 」
なのに・・・
それに動じることなく、全ての男の人たちを押し退けわたしに近づいてくる
「 俺はさ、あんたに興味無いんだよね。 でもさ 」
「 ？ 」
「 このＳＷＯＲＤ地区を掻きまわす存在なら話は別
ホント、Ｇ・ＳＷＯＲＤのトップ誰かの女になって大人しくしててくんない？ 」
「 えっ？ 」
「 それは、鬼邪高も“ 華 ”獲得に名乗りを挙げるってことか？ 」
「 そうとってくれていい、ロッキー 」
ここにもわたしを・・・
ご褒美のように“ 華 ”を見る目が現れた
「 ゴチャゴチャうるせーんだよ！！ 」
ズダーン！！
狭い路地に銃声が鈍く響いて・・・
目の前にいた村山が崩れ落ちていった
***
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姫保(プロフ) - ミナさん» きゃ(/ω＼)そっか・・・きっとイロイロ吹っ切れたから、生まれ変わったのと一緒だ〜！！ (2016年6月3日 7時) (
レス) id: 29b0e5addf (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - リボーンやで♪生まれ変わりやで( ´ ▽ ` )ﾉ (2016年6月2日 22時) (レス) id: 2d5c99313a (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - すずめさん» ただいまでございます( ;∀;)いつも見守って下さってありがとうございます。 (2016年6月2日 0時) (レス) id: 29b0e5addf (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - no_NAMEさん» あわわ・・・(*ﾉωﾉ)ヤベ、照れる←モニタリングの臣様風に読んで下さいませ。 (2016年6月2日 0時) (レス) id: 29b0e5addf (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - 優希さん» ありがとうございます。再開してすぐのコメントが心に沁みます。 (2016年6月2日 0時) (レス) id: 29b0e5addf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫保
| 作成日時：2016年2月27日 0時
