四風 ページ16
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ここ数日
ＳＷＯＲＤ地区と港湾地区で九龍グループが追っているもの
それは“ 華 ” ではなく俺達“ 雨宮兄弟 ”
そしてもう一人
俺達の宿敵である“ ムゲンの琥珀 ”
どういう
Aとの関係に気づいてなければいいと思いつつ、
俺達は自身を囮にして九龍の構成員をあぶりだすことにした
なぜ俺達を追うのか執拗に聞いても、末端の駒達は知らないという
「 チッ、今日も雑魚だったか 」
「 埒あかねーから、九龍本家に乗り込むか？ 」
「 チャカで全身蜂の巣になる気か？ 」
「 本家にいる菊志野って女はババアだしな
ハハ、俺の色仕掛けも効かねーな・・・ 」
「 雅貴ならいけるんじゃね？ 」
「 いや広斗君、萎えるから無理！ 」
「 君づけ、きしょっ！ 」
二人でバカ笑いしながら、足元に転がる男たちに蹴りを入れる
ほとんど八つ当たりだ
「 あっ、忘れてた 」
「 ん？ 」
バイクにまたがり、メットを被ろうとしたとき雅貴が言い出した
「 今日は月命日だ 」
「 やべっ！ 」
「 怒って夜中化けて出てくっかな 」
「 アイツが化けても怖くねーって
んじゃ、いつもの花屋に寄ってから行くか 」
アイツが・・・、
Aが来てから・・・
妹が死んでからの日々を数える暮らしを忘れていた
アイツの存在がどれだけ乾いた心を潤していたのか
だが、それが仇となる
花屋のおばちゃんが『 アンタらの妹がさっき来たよ 』って俺達に告げ、
慌ててあの路地裏に向かえば、そこには散らされたスイートピーの残骸
さらに奥に足を進めると、血だらけで蠢く鬼邪高の奴がいた
「 誰にやられた？ ここに金髪の女がいなかったか？ 」
脇腹の傷口を抑えながら、俺を見上げたそのツラは驚いていて
「 ヒッ・・・おまえ、雨宮兄弟の・・・ 」
「 うるせー、質問だけに答えろ！！ 」
ソイツの胸倉を掴みあげ揺さぶった
「 く、九龍の・・・ノボルに・・・
お、女は銃声に驚いて・・・に、逃げ・・・ 」
「 チッ！！ 」
おい、A
おまえ、今どこにいんだよ？
呼んでも呼んでも・・・
俺のケータイはコール音しか響かなかった
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姫保(プロフ) - ミナさん» きゃ(/ω＼)そっか・・・きっとイロイロ吹っ切れたから、生まれ変わったのと一緒だ〜！！ (2016年6月3日 7時) (
レス) id: 29b0e5addf (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - リボーンやで♪生まれ変わりやで( ´ ▽ ` )ﾉ (2016年6月2日 22時) (レス) id: 2d5c99313a (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - すずめさん» ただいまでございます( ;∀;)いつも見守って下さってありがとうございます。 (2016年6月2日 0時) (レス) id: 29b0e5addf (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - no_NAMEさん» あわわ・・・(*ﾉωﾉ)ヤベ、照れる←モニタリングの臣様風に読んで下さいませ。 (2016年6月2日 0時) (レス) id: 29b0e5addf (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - 優希さん» ありがとうございます。再開してすぐのコメントが心に沁みます。 (2016年6月2日 0時) (レス) id: 29b0e5addf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫保
| 作成日時：2016年2月27日 0時
