【刀剣乱舞】花も花なれ、人も人なれ【完結】

第四訓 ページ4

「ん、最初にうちにいる子を紹介するね」

居間に10数人の男が集まれば流石に少し狭い。
が、そこは特に論点ではないので、置いておこう。

あれから数刻、Aは本丸にいる己の刀剣男子たちをそれぞれ紹介することとした。

「まずは俺！主の近侍の加州清光！俺が一番愛されてるんだ!!」

「うるさい清光…あ、俺は大和守安定。よろしく」

「粟田口派、薬研藤四郎。大将の身の回りの世話をやってる」

「ご、五虎退です…いち兄久しぶりですっ」

「僕は小夜左文字。…今、結構幸せ。君たちもきっと、ここにいれば幸せになれる」

「江雪左文字と申します。小夜の言うとおり、ここはとてもいいところだと思いますよ」

「宗山左文字と言います。…そうだね、こんな僕でも飾るだけじゃなく、使ってくれますし」

「わしゃあ陸奥守吉行！こん中で現主と共にいるのが一番長いんじゃ！何でも聞くぜよ！」

「…山姥切国広。…よろしく」

「こりゃあ驚いた！じじいが増えたな！…っと、俺は鶴丸国永。よろしくな！」

「私は太郎太刀。基本、朝餉と夕餉は私と次郎太刀で作っている」

「次郎ちゃんだよーん！味に文句があるなら直接いいに来な！」

これで最後かな、とAが区切る。
三人の紹介も終え、居間から人が掃け、静かになった。

それぞれ各部屋も案内したし、あとは刀剣男子達に任せておけば問題はないだろう。

「座っていいよ。そんなに、かしこまらないで」

ただ、一人だけ。

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