◇1◇ ページ2
・
「ふぁぁ、ねむ…」
桜が舞い、心地よい春風が吹く 春。
するりと頬を撫でながら吹いていく風の心地よさに思わず顔を綻ばせながら、桜並木のある道をてくてくと歩き、
私は眠気と戦っていた…
「(なーんか緊張しちゃって眠れなかったんだよなぁ…)」
そう、私、夏風Aは今日から華の高校一年生。
今日から3年間(予定)通う高校は、中学生の頃とはうって変わり、自分の家から遠く離れている。
なんでそんな所にしたのって、?
理由は簡単。新しい友達。新しい場所でもう一度初めてみたかったから。
仲の良い皆と過ごした小学校6年間と中学校3年間はとても楽しく、充実した日々であった。
そしてそのまま、地元の近くの高校に進学しようと考えていた。
だか、ある日ふと、
『このままでいいの、?』 と考えた。
そうすると、何故かこれまでとは世界の見え方がうって変わった。
友達と話して登校する、これが『普通』
皆と共に日々を『普通』に過ごす
この『普通』って、私にとっての普通であって、世界の全人口の『普通』じゃない。
じゃあ、場所も人も、そして自分も変わったら、これまでの『普通』って何だったんだろう?
…これまでとは違う『普通』に触れてみたい!
そう、強く思った。
『そこまで考えてどうする?』って言う人なんて絶対いると思う。
でも、私はこれまでの『普通』を一新してみたかった。____
〜・〜・〜
「(…そうだったわ……)」
そんなこんなで歩き続け桜並木の道を通り抜けると、ちら、と高校の校舎が見えた。
「よし、今日から頑張るぞ、!」
意気込んでふと溢した独り言は、暖かな風にのって澄みきった青空へと消えていった。
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←エピローグ
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花咲 舞 - <お知らせ> 作者です。大変申し訳ないのですが、何度パスワードを打ってもエラーになり、編集できないので同じ題名でもう一度書き直したいと思います。尚、再投稿までしばらく時間をいただきます、ご了承ください。 (2019年6月6日 22時) (レス) id: 2f4d37dc54 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:花咲 舞 | 作成日時:2019年5月18日 18時