柱の少女は、狙われ体質。弐

捌拾伍 ページ38

何故炭治郎が隣のベットで寝ているかというと……

先日、上弦の肆と伍が刀鍛冶の里を襲撃。居合わせた炭治郎と無一郎くんと蜜璃ちゃんが倒したそうだ。そして皆につき、重症で蝶屋敷にて治療しているのである。

炭治郎はまだ眠っているものの、柱二人は昨日のうちに目を覚ましている…









蜜璃「Aちゃぁぁぁぁん!!良かったよぉぉ!!私、Aちゃんがいない間、ずっと寂しかったのよぉぉ。」


時透「無事でよかったけどさ、ねぇ、6ヶ月間も何してたの？何があったの？」






どう見ても二人の方が私より重傷なんだけど。

二人とも身体中包帯だらけなのに、なんでそんな元気なの？大丈夫なんだよね……？





『えーと、あの……今までのことは柱合会議で全部話すよ。迷惑かけてほんとごめん。でも、体力戻り次第すぐに復帰するから！またよろしくね。』





3日後には柱合会議が開かれる予定だ。それまでにはもう体力をつけて復帰できるようにしておきたい。




時透「じゃあAの稽古を手伝うよ。僕も本調子じゃないから訓練しないといけないから。ここ数日で鬼がほとんど出なくなったらしいし。」


蜜璃「あとね、体力をつけるにはご飯を沢山食べるのがいいって聞いたのぉ！Aちゃん、一緒に美味しいものたくさん食べに行くわよ〜!!」






『無一郎くん……蜜璃ちゃん……ありがとう。二人とも大好きだよぉぉぉ〜』








無一郎くんには「何言ってんの」って呆れられちゃったけど、ちょっと照れてるのか目線を逸らしたところが可愛い。

蜜璃ちゃんは「私もだよぉ」って笑ってくれた。









その後は太陽を克服した禰豆子に会って、キュン死しそうになった。何この可愛い生物。


長い葛藤の末、禰豆子はどうにかして「A」と言えるようになったのだった。

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