柱の少女は、狙われ体質。

漆 ページ8

うわぁ、めんどくさい男が乱入してきた！








隠『困ります。不死川様！どうか箱を手放してくださいませ』


実弥が木箱を取り上げた。









『ちょっと！実弥！勝手なことしない方が……(しのぶさんが怒っちゃうでしょう！？)』




不死川「うるせェ、いくらAの意見でも流石に理解出来ねェよ。なんで鬼を連れてる隊士を信じるんだァ？」




しのぶ「不死川さん、勝手なことをしないで下さい。」




あぁ、ほら。しのぶさん怒ってるじゃない……




煉獄「不死川の言う通り！A、鬼を庇うというのは、全く感心できないぞ！」









『いや、庇ったつもりじゃないけど！その少年は嘘をついていないと思ったの……

あくまでも個人的にね？

個人的に私は、彼の信念を信じてみたいな……と』









人は何か大きなことを行動に移すとき、弱かろうと強かろうと、信念を抱えている。




私達鬼殺隊は、憎しみや哀しみを抱いて鬼を滅する。




その少年にも彼なりの信念があるのだろう。




彼の目は嘘をついているようには全く見えない。

だから、彼の言葉を信じてみてもいいんじゃないだろうか。






でも、まぁ御館様に何か考えがあるのなら、私はそれを1番に尊重するけどね。

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