制裁をする2人【2】

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「ひっさびさの授業も悪くないね」



海斗「これからも出たらどうだ」



「ん〜考えとく！

やっぱ簡単すぎたし！」



愛莉「てかなんでそんなに頭いいの？」



晴「こいつの家昔から親が家にいなかったんだよ

それで好きなことをしてきたんだ」



「...お父さんもお母さんも好きだけどさぁ

自分のことは自分でできるようになりたいじゃん？」



海斗「そういえば資格も持ってるよな」



「うん
医師免許」




愛莉「医師免許！？」



一茶「初耳なんだけど...」



杉丸「...ｺｸ」



「あれ？言ってなかったっけ？

去年とったんだよ」



晴「高校生なのにとれるのかよ」



「医療特別招待枠に入ったんだよね〜」



愛莉「いりょ...？」



「学力が大学生レベルでなおかつ医療系を必要とする人が特別に医療の勉強を受けれて医師免許が取れる制度」



晴「そんなのあるのか」



「それに私が選ばれて医師免許とったってことよ」



一茶「Aは医者になりたいの？」



「もう医者だけどねw

私はまだ自分の将来を決めてないよ
だけど自分に可能性がある限り挑戦してみようと思って
医療の道に進まなくてもどこかで必ず役に立つと思うから」



愛莉「どんなことできるの？」



「私は救命かな

まだ高校生だから病院にいることはできないけどもしも身のまわりで何が起こったらすぐに行けるようにしてるの

ほら、そこのバッグあるでしょ？

あれは救命バッグ」



晴「お前...すげぇな」



「ヘリよりも私の方が早い場合もあるからその時に迅速に対応できるようにしてる」



一茶「学園内で誰か倒れたりとかしたら？」



「私が見るよ」



愛莉「幼馴染なのに知らなかった」



「こういうのってあんまり人に言うもんじゃないでしょ？」



海斗「優太も医師免許持ってるらしい」



晴「ゆ、優太も！？」



「そうだよ
私とは少し違うけど...優太のお父さんが病院の院長さんと仲いいみたいで特別にって」



愛莉「あの優太が？」



「まぁバカだけどw」



晴「どーせAが医師免許とるから俺もーってことだろ」



一茶「なんか新たな一面知ったね」



晴「とりあえず体調壊したらAに見てもらおう」



「ん、少しの機械ならここにも揃ってるしとことん調べてあげる」



愛莉「かっこい〜」



「たまに病院から電話くることもあるからその時はよろしくね？」



海斗「ああ」

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