制裁をする2人【2】

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Aside

今日は優太とデートの日








優太「ねーえ！まだ？」






デートあるある



彼女は準備に時間がかかる






「待って〜」





季節は春



いつもパーカーを着ている私の私服は愛莉みたいに女の子らしいものではない




特注のドクターマーチンの8ホールは色んな色、色んな柄、いろんな生地を持っていて



...簡単に言うとマーチン大好きなんだ！




学校でも履きたいけど普段パーカーきてるから海斗にダメって言われた...あぁ




優太「まーだー？」




「あと15分！」




優太「じゅ、15分！？

...なが、もう待ち続けて40分...」




「ごめんって〜」





服はすんなり決まって髪の毛もうまくできたんだけどね？



メイクが...アイラインが今日うまく引けなくて...



今30回目




「なーんでこういう時にできないんだろ！」



イライラしてるからってのもあるかもだけど




優太「ね〜着替えは終わってるの〜？

何ができてないの〜」



バカでかい優太の声は多分外まで聞こえてる




「んんん〜」




優太「んわぁ！伊佐さん！！」



扉のむこうからする会話




「え？伊佐？」



アイラインだか落として扉を開ける




優太「うお！A！伊佐さんきてる！」



伊佐「おはようございます、A様、優太様」



「おはよ、どうしたの？」



伊佐「お父様から様子を見てくるよう言われまして」



「そっか」



優太「伊佐さん聞いてくださいよ〜
今日デートの日なのに俺はもう45分も待たされてるんです！！」



伊佐「それはそれは...」



「あ、伊佐ちょうどいい」



伊佐「？」



「アイラインしてくれる？」



優太「アイ...アイ？」



伊佐「かしこまりました」



「今日の私に似合う感じでね」



優太「アイなんちゃらって？

てか伊佐さんAの顔に落書きしようとしてる！

ちょっと！」



「うるさいな〜」



伊佐「...はい、できましたよ」



「ありがとう！めっっっっちゃ助かった！」



伊佐「いえ」



優太「わぁぁ...！Aの目大きく見える〜！」



「これがアイラインよっ☆」



優太「伊佐さんありがとうございます！

Aを可愛くしてくれて！」



伊佐「いえ

では私はこれで失礼いたします」



「ん！お父さんによろしく言っといて〜」



優太「あざした！」









・









優太「てか顔だけじゃなく服も可愛いな

Aらしさが半端ねぇ」



「語彙力」

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