制裁をする2人【2】

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Aside



「うわ...久しぶりだ」



音と分かれて来た場所は"あの家"



そう、制裁の調査の時に泊まってたあの家



しばらくここに来ていなかったけど生活感というのはどうも消えない



めぐみ「ここは？」



晴「Aと優太が泊まってた家だ」



めぐみ「え！？どういうこと！？」



紺野「話は聞いてたけどいざ来るとリアル...！！」



晴「制裁は知ってるだろ？」



めぐみ「まぁ...おおまかには」



晴「その調査で夜遅くまでかかる時は2人はここに泊まってんだ

夜遅くに家に帰るのにも手間がかかるだろ？

2人の親が制裁に賛成して作られたんだ」



紺野「へぇ〜さすがお坊ちゃんとお嬢さま！」



愛莉「2人でいるには十分ね」



めぐみ「そうなんだ...」



落ち込んだ様子の西留めぐみ







晴「優太、続き聞かせろよ」



優太「...俺...prrr」



愛莉「今度はなに！！」



「ごめん私
...ちょっと失礼」



またまたタイミング悪く邪魔が入った



「はい...あ、白石先生？」



優太「？」



「...え！まさるくんが！？」



優太「！！」



まさるくん



かれこれ半年翔北に入院してる6歳の男の子で



ある事故が原因で救命が携わった患者さん



かなり危ない状況だったけど命は無事



そして最近急変した



私と優太がよく遊んであげたまさるくん



急変してからはまた危険な状況で私は心配で仕方なかった



でも今日藍沢先生の手術のおかげで悪いものは綺麗になくなったらしい




「そうですか...！よかったぁ〜

わざわざ電話ありがとうっ！じゃあ」




嬉しくてたまらなかった私を優太は不思議そうに見ていた




「あ...まさるくんがね、藍沢先生の手術で腫瘍綺麗になくなったんだって！！」



優太「本当に！？」



「うん！本当！

あとは様子を見るだけだよ...！」



優太「よかった...！
俺泣きそう...」



「元気なまさるくんに会えるんだ...！」




私と優太の2人の世界に他のみんなは置いてかれていた








紺野「えーっと、おふたりさん？」



優太「あ...すいません」



「ごめん...」



急いで涙を拭き取りスマホをテーブルの上に置いた






めぐみ「...」






西留めぐみはまた寂しそうな顔をしていた





優太「...ｺﾞﾎﾝ









俺はAを忘れたことなんて1回もない」

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