制裁をする2人【2】

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めぐみ「仕事？こんな危ないことが？」



優太「ごめん、こんなところで話してる時間ないんだ」



めぐみ「なら私も行く！
私も残ってる人助ける！」



優太「軽くそんな事言うなよ！」



俺は勢いよく怒鳴ってしまった




優太「...一般人が...それにお嬢様が出るところじゃないから...」




めぐみ「優太くん...」




愛莉「早く行きなさいよ！！

Aが頑張ってるんでしょ！？」




優太「...」




愛莉の大声で目が覚めた気がした






玄関に向かうために走る






めぐみがどんな顔をしているか知らずに







《優太聞こえる？》






優太「聞こえる、なに？」




《...予想外に残ってる生徒の数が多い...

軽傷の人はレスキューの人にお願いしてるけど、1人1人見なきゃいけない人が多いの

...だから病院に連絡してもらった》




優太「...わかった

俺もすぐ向かうから」









・









『痛い...』

『ち、血がっ...』

『誰か！』

『助けてっ！動けない！』









あれだけ避難させたのに



Aが事前に伝えたのに



なんでこんなに生徒が残ってるんだ



それにみんな悲鳴をあげてる






救急「先生！！意識レベルが低い患者がいます！
来てください！」




優太「...はい！」




"生徒"が"患者"に変わるなんて思ってなかった









《岸、聞こえるか？》



岸「藍沢先生...」



《今ヘリで白石と冴島と灰谷が向かってる》



岸「患者の数がざっと30人は超えるかと思います」



《わかった、タッチ＆ゴーで俺と横峯、それから雪村も向かう》



救急「先生！頭部外傷と見られる患者がいます！」



レス「先生！足が挟まれてます！どかすには時間がかかります！」




岸「...藍沢先生」



《...緋山と名取と藤川にも来てもらう》



岸「ありがとうございます」



《ヘリはあと5分でつく

それまで頼んだ》



岸「はい」









・









めぐみ「優太くん...」



海斗「江戸川と西留さん、Aと優太のことを話そう」



音「はい」



海斗「2人は...」








〜







音「そうだったんですか...」



めぐみ「優太くんはお医者さんってことですか？」



海斗「高校生である傍らたまにこういうこともしているそうだ」



愛莉「知ってたけどいざその時となるとAが心配...」



一茶「なんせ見たことないからね」

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