８ ページ8
「⋯⋯私、ずっと後ろめたい気持ちでいっぱいで、自分でもどうしたらいいか分からなくなっちゃって、あんなこと言っちゃったんですけど、ずっと五条さんのこと目で追っちゃうし、彼女さんといるの見るとモヤモヤするし、気づいたら五条さんのこと考えてしまうんです」
恥ずかしさで五条さんのことが見れない。
けれど、ずっとウジウジしてても意味が無いし、今はっきり伝えないと後で絶対後悔する。
どんなに恥をかいても、今だけはありのままでいたかった。
「⋯⋯好き、なんです。五条さん。伝わりました⋯⋯？」
ちらりと五条さんの方を見ると、五条さんは目隠しを外して顔を覆っていた。
「え、どうしました五条さん」
体調悪い！？と思って手を伸ばすと、片手でその腕を掴まれた。
「ちょ、見ないで、今、ダメだから」
顔の半分しか見えていないけれど、五条さんの顔は真っ赤だった。
「ほんと、待って、急すぎだよオマエ」
五条さんはとうとうベンチから降りてしゃがみこんでしまった。
「オマエ呼び、懐かしいです」
真っ赤な五条さんを見て悪戯心が芽生えてしまった私は、わざわざ五条さんの目の前に周って同じようにしゃがみこみ、そう言った。
私も恥ずかしかったけど、自分より恥ずかしそうな人がいてちょっと余裕が出てしまった。
けど、それがいけなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 517人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もんて、(プロフ) - mirusenさん» 閲覧、コメントまでありがとうございます！茜さん理想の強い女ですよね😂主人公にもそんな一面を出せれば良かったんですが...笑最後までお付き合い頂きありがとうございました😊 (5月23日 12時) (
レス) id: e014d025e4 (このIDを非表示/違反報告)
mirusen(プロフ) - 私も茜さんが好きです。かっこよくて憧れます。おもしろい話をありがとうございます。 (5月22日 23時) (レス) id: 27eb990fa7 (このIDを非表示/違反報告)
もんて、(プロフ) - さつまいもさん» 閲覧、コメントまでありがとうございます！更新遅いのに読んでいただいてありがとうございます🥺あと1話で完結ですので最後までお付き合いいただけるとありがたいです！ (5月21日 9時) (レス) id: e014d025e4 (このIDを非表示/違反報告)
さつまいも(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらっています。赤面する五條さんにこちらもドキドキしてしましました！良きです♡これからもお身体に気をつけて頑張ってください^ ^応援してます！ (5月19日 9時) (レス) @page8 id: 80442a5936 (このIDを非表示/違反報告)
もんて、(プロフ) - ๑ꮺꮺ𓂅さん» 閲覧、コメントまでありがとうございます！☺️あと少しで完結ですのでぜひお付き合い下さい！ (2023年4月6日 21時) (レス) id: e014d025e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もんて、 | 作成日時：2023年4月3日 0時
