【呪術廻戦】今度こそ君に祝福を＿２ (ページ27)

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番外編_後日譚② ページ27

「しつれーしまーす」

バン、と大きな音を立ててズカズカと学長室に入るA。

「報告書、とお土産」

Aが机の上に一枚の紙とネギの置物を置く。

「これ、この置物ね、イライラを軽減してくれるって。よかったねっ！」

パチン、とウインクをするAに夜蛾学長は溜息をつく。

「俺のイライラの八割はお前らなんだがな」

「え、残り二割が逆に気になる」

夜蛾学長は報告書に目を通すと、二度目の溜息をついた。

「お前な、報告書はきちんと書け！なんだ、この”特級二体祓った。弱w”って！LINEか！」

「え、夜蛾センツッコミとかすんの？」

Aが素っ頓狂な声を上げた。

「あんま上手くないよ？」

Aが言いにくそうな雰囲気を出しながら続ける。

「再提出！！」

夜蛾学長の鉄拳がAの頭に飛んできた。

サイテー！パワハラだー！とかなんとか言いながら出ていったA。

一人部屋に残った夜蛾学長は、ふざけた報告書を見て笑った。

「ほんと、変わっていないな」