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「馬鹿だな、私」



ずっとあの頃のままいたいだなんて、ただの我儘だ。


みんな逃げずに向き合おうとし続けていたのに、私だけ現実から目を背けてちゃんと見ようとしなかったんだ。


私は傑の手紙を抱き締めた。


これがなかったら、きっと、今もまだ忘れたままだった。



「すぐ」



傑、と言おうとした時、一際大きな振動と爆発音、唸るような音が響き渡り、はっとした。


何が起こったのか、ちゃんと自分の目で確かめなければ。


少しすくむ足を奮い立たせて、私は傑の部屋を飛び出した。

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作者名:もんて、 | 作成日時:2021年5月18日 15時

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