【呪術廻戦】今度こそ君に祝福を＿１ (ページ36)

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二人が高専を出発してから数日。

何がどうしてそうなったか知らないが、今は沖縄にいるらしい。

サファイアブルーの海、大きなジンベエザメの泳ぐ水族館、美味しそうな料理、そして何より、これ以上ないくらい楽しそうな四人の姿。

ダブルデートみたいで少し妬くけれど。

傑から送られてくる楽しそうな写真たちに、自然と笑みが零れる。

楽しそうな傑を見るのは好き。

狐目でつり上がった目尻とは反対に、笑った時に垂れ下がる眉が堪らなく好き。

私の大好きな笑顔。

「今度は、私も、連れてって、ね、と」

返事を送ると、すぐに”もちろん”と返ってくる。

「ふふ、楽しみだなぁ」

まだ見ぬ沖縄の景色や、笑った傑の夕焼けに照らされた横顔を想像して、ガラケーを抱きしめながら一人微笑む。

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私の人生で幸福を感じたのは、それが最後だった気がする。