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ある日、四人とも任務に駆り出された。
他の術師の援護だそうだが、そんなことで最強を二人も使うなんて贅沢すぎないか。
でも硝子が任務地に出向くなんて滅多にないことなので、私はルンルンで向かっていた。
途中で何かに気づいた悟が先にさっさと行ってしまった。
その直後に盛大な爆発音と地鳴りが聞こえてきた。
相変わらず規格外だな、なんて思いながら私たち三人も合流した。
爆発によってえぐれ、数メートル下がった地面に悟と歌姫先輩がいた。
その近くに冥さんもいるのが見えた。
「やっほー歌姫先輩!冥さん!」
軽く手を挙げながら近づく私を見て歌姫先輩がシャーッと威嚇する。
「出たわね五条の妹!」
「え、妹だと思われてんの私」
せめて姉にして?と返す私を無視し、そっぽを向く歌姫先輩。
悟と共にちょっかいを出し続けていたため、だいぶ嫌われているようだ。
その後帳を下ろし忘れたことを夜蛾センからこっぴどく叱られた。
次やったら呪骸にするって言われた。
脅し方ヤクザのソレじゃん。
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作者名:もんて、 | 作成日時:2021年4月10日 16時