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▽155 ページ8

・・・登坂広臣side・・・


「雪、きつくなってきたな。」

あー、また雪だるまになりかけてんじゃん。

「ちょ、ごめん。」

そう言って手を離すと不思議そうな顔をして、俺を見る。

頭の雪をはたいてやり、俺の帽子をかぶせてやる。
かわりに着ていたパーカーの帽子をかぶる。

そして、また手を繋いでポケットへ。


「ありがとうございます。
登坂さんと初めて会った日も雪でしたね。」

白い息吐きながら、Aが言う。

「これから先、雪を見たら登坂さんを思い出しそうです。」

「俺も、雪だるまになってる女、思い出しそう。ふっ。」

「もー。また笑いましたね。」

繋いだ手をぎゅーっとしてくる。

「ね、登坂さん?」

「また、質問?」

「私とこんなふうに会ったりしてて、大丈夫なんですか?」

「何が?」

「会社とか。」

「あー、なんも。
プライベートは本人に任せてくれてるし。」

「じゃあ、かのじ・・・」

「彼女、いないよ。」

「え?」

そのとき、傘を持った女将さんが小走りで走ってきたのが見えた。

その瞬間、Aは手を離し、ポケットの外に手を出した。


女将さんに

「車にどうぞ!」

と、笑顔で言われ、車にむかう。


親切だけど、タイミングわりーな。

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設定タグ:登坂広臣 , 三代目 , 岩田剛典   
作品ジャンル:恋愛
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seee(プロフ) - はじめまして。かなり続きが気になってます。また更新楽しみに待ってます( ^ω^ ) (2019年4月25日 19時) (レス) id: b6d7530201 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - はじめまして(^^)最初のお話から一気読みさせていただきました。このお話大好きです(^^)これからも楽しみに待ってます! (2019年3月24日 19時) (レス) id: 0a8bf91ecf (このIDを非表示/違反報告)
メープル(プロフ) - 更新楽しみにしてます^^* (2018年7月3日 20時) (レス) id: ceec7f6152 (このIDを非表示/違反報告)
1980no(プロフ) - 更新ありがとうございますヾ(〃^∇^)ノ (2018年4月14日 23時) (レス) id: fb6f76b200 (このIDを非表示/違反報告)
1980no(プロフ) - 初めまして一気読みしてここまで来たら『更新停止中』←続きが読みたいけど……是非また更新よろしくお願いします<(_ _*)> (2018年3月7日 22時) (レス) id: fb6f76b200 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はな | 作成日時:2017年2月12日 0時

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