逢いたくて ・４・

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・・・Aside・・・


さっき、トイレで

「さっきの登坂広臣じゃない？」

って騒いでる人達がいて、ビクッとした。

バレたらマズイ。

一人で帰ると言う私に、登坂さんはイラっとしていた。


だって登坂さん困るでしょ。
ネットで拡散されたら大変ですよ。


頼まれたお茶を買いに行っている間に、騒ぎはおさまっていたみたい。

よかった。

登坂さんの車を探し、車に戻った。


「お茶、ありましたよ。はい。」


お茶を手渡すと、その手を掴まれ抱きしめられた。


「・・・登坂さん？」


「あんま心配させないで。
戻って来ないかと思った。」


そう言われた。


「・・・ごめんなさい。
でも、騒ぎになると困りますよね？」

「別に。」

「でも・・・」

「一緒に来たのに、一緒に帰るに決まってんだろ？
気つかってんじゃねーよ。」


そう言って、デコピンしてくる。


「お前は、黙って俺の側にいろ。」


登坂さんは、そう言って、綺麗な顔を近づけて、私にキスをした。

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