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休ませてよ ページ8

キーンコーンカーンコーン

「起立、礼、着席」

ギギギと椅子を引きずる。
やっと四時限目。
朝には色々あって、走って
三時限目からお腹が鳴りだした。
友達もなにも、めんどくさい事はいやだ
声を掛けられないように、足早に
私は屋上へ向かった。


ギイイ
まだ、風が少し冷たいこの時期は
屋上には誰もいない。
私は壁に腰かけた。

「はあ…」

私は小さい溜息をついた
風でカシャカシャ音を立てた金網の
音だけが響く。
そんな時だった。
ギイイ
ドアの開く音と一緒に私の前に、
あの紫髪の先生が現れる。

「みーっけ」

私は、ただただ先生を見つめた

「なんでそんなに見つめるのww
 先生照れちゃうww」

ハッとして私は
先生から目をそらした。

「あ…名前言ってなかったっけ
 俺の名前は 九瓏 ケント
 アキラと泉のクラス、2−Aの担任で
 科学の先生。
 よろしく」

私はコクリとお辞儀をした

「君の名前、教えてよ」

私は口の中のものを飲み込んで

「1−B (人1)(人2)」

と答える。
そう言うと、先生は爽やかに微笑み
私の隣に腰をかけた

「今日のパスワードってさ、自分で解いたの?」

私はコクリとうなずく

「あの二人に聞いたよ」

私はまた頷く

「友達…できた?」

私は首を振る。

「そっか…。屋上寒くない?」
「寒いです。」

先生は私の顔を覗き込む

「体冷えちゃうでしょ?
 明日は科学準備室においでよ」

私は首を傾ける。

「あそこは俺の第二の拠点みたいな所
 俺、あそこで一人で食べてるの。寂しいからさ」

先生はハハッと笑った

「先生のお話し相手になってよ」

私は特に何もなかったので頷いた

「約束ね」

今日、私は先生と約束をした。

揺れる黒  ケント視点→←赤髪と青髪と紫な先生



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設定タグ:アルスマグナ , 先生 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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はつね(プロフ) - なんか随分中途半端な終わり方だなぁ (2018年7月30日 4時) (レス) id: c7d09ddbbc (このIDを非表示/違反報告)
独奏者 - すごいですね!でも、おわりなんですか?ざんねんです…  (2016年3月24日 12時) (レス) id: ee707e318e (このIDを非表示/違反報告)
牛乳 - 素晴らしい (2015年12月16日 8時) (レス) id: 9cdebf5374 (このIDを非表示/違反報告)
白豆だいふく - 雪夢@紫さん» うおーよかったー!私の小説も読んでみてくれよーw (2015年12月14日 19時) (レス) id: e01bd7b7ab (このIDを非表示/違反報告)
雪夢@紫 - あーちゃん!はなだよーーっ! (2015年12月14日 19時) (レス) id: 1a7fc8c169 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪夢 | 作成日時:2015年12月9日 18時

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