わたしのパパはせかいいち！【花江夏樹】

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授業参観当日、皆のパパやママが沢山見に来ていて皆そわそわしていた








先生「それでは授業を始めます！皆書いた作文用意してね！」

「「はーい！」」








「お父さん、お母さん」がテーマの作文
今日の為に皆頑張って書いたんだ、私もパパを想って沢山書いた









「〜〜〜〜〜〜僕もいつかお父さんみたいになりたいです！」

先生「はい皆拍手〜！ゆうたくんよく書けてたね！」









私の前の子が読み終わって皆で拍手をした
私のパパも凄いけど皆のパパとママも凄い！









先生「じゃあ最後、Aちゃんお願いします！」

貴方「はいっ」









先生に呼ばれて立ち上がった

友達だけじゃなくて色んな子のパパママが来てるからちょっと緊張するな…









貴方「私のパパ」









ゆっくり自分が書いた作文を読み始めた
…その時ガララと扉が開く音がしてみんなで目を向けるとそこには私が1番大好きな人がいた









貴方「パパ…！」









驚いて読むのを辞めて目を大きく開けているとパパが私に小さく手を振った

どうして…お仕事は？

まさかの出来事にプチパニックになっているとパパがガッツポーズをした
それはまるで「頑張れ」と言っているようで頷いてからもう一度作文に目を向けた









貴方「私のパパ
私のパパは優しくて、面白くて、かっこよくて、いつも遅くまでお仕事頑張っています。
ちょっとだらしない所もあるしたまに酔っ払って変な人になるけど私はそんなパパが大好きです
私のパパは世界一です！」









無事に読み終えてホッとするとパチパチと拍手が聞こえてきた









先生「素敵なパパだね！よく書けました！」









ちょっと恥ずかしくて振り返ってパパを見るとニコッと笑ってくれた









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