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マネージャー「お願い。飛鳥のこの後の仕事も調整するから気にしないで」
マネージャーさんにここの片付けとスケジュール調整を任せて私は車椅子を押して控え室に戻る
その間も飛鳥さんは項垂れるように座っていてまだ気持ち悪いのか袋は口に当てていた
近くのトイレで手を洗ってもらって、ほかのとこが汚れてないか確認
吐いちゃったけど飛鳥さん自体は衣装と手だけでなんとか収まってるみたいで他は汚れてないみたい
飛鳥さんが落ち着いたのを確認してもう一度控え室へと向かった
齋藤「うめ...」
梅澤「どうしました?」
齋藤「控え室は...ちょっと...」
梅澤「えっあっそうですよね...気が付かなくてすみません。じゃあ第2会議室行きましょ。そこに飛鳥さんの服持ってきますね」
なんて私は気が利かないやつなんだ
普段から弱ったところを人には見せない飛鳥さんがみんながいる控え室に行きたくないことなんて当たり前じゃん...
第2会議室に着いて急いで服取りに行かないとなぁって思ってたら机の上には既に飛鳥さんの荷物と服が用意してあって
誰だろって思ったらスマホに久保からメッセージが来てた。
久保LINE「飛鳥さんが体調悪いって聞いたから第2会議室に色々用意しといた。他のみんなには行ってないから安心して。飛鳥さんのことよろしくね」
ほんとに気が利くやつだな...年下だとは思えない。
服と荷物しか目に入ってなくて気づいてなかったけど飲み物やらブランケットやら色々用意してくれてて
とりあえず、"ありがとう"というスタンプだけ返して飛鳥さんを着替えさせ始める
普段の飛鳥さんだったら自分でやるって言って聞かないと思うのに今日は全部私に任せてくれている
それぐらいしんどいんだ...
そしてソファーに寝転がってもらってその上からブランケットをかける
そして飛鳥さんの手にはビニール袋
お守りかのようにぎゅっと握ってて
貧血きついなぁ...
梅澤「飛鳥さん。お水飲めます?脱水が怖いので出来れば飲んで欲しいんですけど...」
齋藤「うん...飲める...」
そう言って体を起こそうとする飛鳥さん
梅澤「わわ、危ないからそのままでいいですよ。ストローさしたのでこのまま飲めます」
齋藤「ん。ありがと。もういい」
梅澤「また飲みたくなったら言ってくださいね」
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i(プロフ) - 飛鳥ちゃんが喘息持ちで熱も出てきていて無理して仕事をしているのをうめとやまが気づいて看病する話が見たいです。お願いします (2023年4月17日 17時) (レス) id: dfdcbc25a3 (このIDを非表示/違反報告)
かい - まいやんが高熱があるのに無理して仕事をしていてそれを飛鳥ちゃんが看病する話が見たいです。宜しくお願いします (2023年3月7日 1時) (レス) id: fab7af4e28 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - リクエストで、うめが高熱が出てるのに無理して、それに気づいた飛鳥ちゃんが看病する話がみたいです。お願いします。 (2023年3月7日 0時) (レス) id: 75c16a6d84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠花 | 作成日時:2023年3月6日 22時