乃木坂46 体調不良 小説

齋藤飛鳥 貧血 梅澤美波 ページ34

齋藤side
朝起きた時から感じた体の違和感




体を起こしたら目はチカチカするし、しっかり座っているのに体は浮いてるような感覚がして気持ち悪い




貧血かな...




最近はかなり忙しくて食事も不規則になってたからなぁ。




オフだったらゆっくりしてれば良かったんだけど運悪く今日は仕事




朝から生写真の撮影が3-4時間あって、そのあとはCM撮影と雑誌撮影




どの仕事も休むわけにいかなくて...




まぁそもそも休むなんて選択肢私にはないんですけど...笑




でもメイクもヘアセットも今日はどうしてもやる気が起きなくて、まぁ着いてからメイクさんにやってもらえばいいから、と自分を納得させた




電車で行く予定だったけど、こんな状態で乗ったら気持ち悪くなるに決まってるし、ちょっと高くつくけどタクシーで行くかぁ...




ご飯もなんか食べる気にはなれなくて色々準備をして予定より少し早めに家を出た






家から少しのところの大通りまで出てタクシーをつかまえて乗り込む




タクシーの中ではぼぅーと外を眺めてただただ着くのを待ってた




んだけど...こういう時っていつもより色んなところが敏感なのかな...




普段は気にならないタクシーの芳香剤の匂いとかがすごい気になって段々気分が悪くなってきた




なんとか深呼吸をしてその場をしのごうと頑張ってるけど、早く外の空気吸いたい...






やっと着いた頃には結構しんどくなってて、道路のスタジオ側にたって少し休む




吐きそう迄では無いけど気持ち悪くてこのまま仕事をするにはちょっとしんどいなぁ...





そう思ってそのまま少しゆっくりしてると段々気持ち悪さは落ち着いてきたかも...まだチカチカするのは治らないけど...




こんなところにいつまでいても怪しいだけだしそろそろ入ろ。




そう思って動き出したら後ろから誰かに話しかけられた




梅澤｢飛鳥さん？｣




齋藤｢あっ梅。おはよ。｣




梅澤｢おはようございます。どうされました？こんなところで｣




齋藤｢いや。特に何も｣




梅澤｢ほんとですか〜？こんなところで。...って飛鳥さん顔色悪いですよ。大丈夫ですか？｣




齋藤｢全然大丈夫。朝だからじゃない？すっぴんだし。｣



梅澤｢たしかに昨日遅かったですもんね。まぁでも一応無理はしないでくださいね。じゃあ行きましょうか｣




話しかけてきたのは梅で




私が1番会いたくなかった人...笑

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