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初めの方は結構調子も良かったみたいでトークにも参加してたし、笑う梅の姿が見られて私も安心していた
だけど終盤戦
いつの間にか梅の口数は少なくなってて頑張って笑顔を作ってはいるものの俯いちゃっててしんどそう...
時折咳も出ててそれ以外の時も咳払いの繰り返し
しかも収録を気遣って抑えてるから苦しそう...
我慢の限界も近そうだなあれは。
でもエピソード的にあと3人分残っててそれまでは私はどうしてあげることも出来ないから...
そして梅の状態は変わらないまま番組撮影が終了した
スタッフさんの合図とともにカメラのランプが消えて、それを確認してから私は梅の元に急ぐ
梅はと言うと収録が終わった瞬間項垂れるように前かがみになって顔を覆ってしまっている
飛鳥「梅。お疲れ。よく頑張ったよ。」
梅澤「あすかさッ...ハァハァ...。吐きそっ...ん...」
飛鳥「えっちょっ。誰か袋ください!」
かなり限界には見えてたけどそこまでとは思わなかったから正直びっくり
私が叫ぶと矢久保ちゃんが袋を持って走ってきてくれて
私が声を上げたタイミング的に、それがあまりにも早かったから、収録中からもしかしたら予兆があったのかもしれないな
矢久保ちゃんから袋を受け取り梅の口元に広げる
そしたらすぐに戻し始めちゃって
梅澤「ゲホゲホゲホ…っ…ぅ…ハァハァ…ハァハァ…ぅ…ゴポッ…ぇ…オエッ...」
飛鳥「しんどいなぁ...ゆっくりね。大丈夫だからねー」
梅澤「すみませっ...ゴホゴホゴホ...ぇ...ぅ...ハァハァッ...ゲボッ...ぅ...」
梅の吐き気は結構酷いみたいでなかなか落ち着かなくて後半はほぼ胃液だけになっちゃってる
しんどいと涙を流す後輩の横で背中をさすって声をかけることしか出来なくて...ほんとに自分が不甲斐ない
その間にマネージャーさんが濡れたタオルとかお水とか諸々用意してくれてて私に渡してくれた
そのまましばらくして落ち着いた頃にはもう梅は疲れきってて床にぺたんと座って丸まってしまってる
飛鳥「梅。口ゆすげる?気持ち悪いでしょ」
梅澤「ッはい...」
飛鳥「ん。持てる?大丈夫?」
そういうとゆっくり受け取ってくれてうがいを済ませた梅
落ち着いたのを確認して声をかけた
飛鳥「よし。私も支えるから楽屋戻ろっか。次の工事中は梅おやすみ」
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i(プロフ) - 飛鳥ちゃんが喘息持ちで熱も出てきていて無理して仕事をしているのをうめとやまが気づいて看病する話が見たいです。お願いします (2023年4月17日 17時) (レス) id: dfdcbc25a3 (このIDを非表示/違反報告)
かい - まいやんが高熱があるのに無理して仕事をしていてそれを飛鳥ちゃんが看病する話が見たいです。宜しくお願いします (2023年3月7日 1時) (レス) id: fab7af4e28 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - リクエストで、うめが高熱が出てるのに無理して、それに気づいた飛鳥ちゃんが看病する話がみたいです。お願いします。 (2023年3月7日 0時) (レス) id: 75c16a6d84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠花 | 作成日時:2023年3月6日 22時