キミノトナリニ。【YOU】 (ページ10)

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会えない時間。ページ10

朝のデートすっぽかされたあと、

『ごめん、寝坊した！また今度な！』

ってメール来たけど、

なんとなく、わざと来なかったんじゃないかって思って…さみしくなった。

元々あたしから誘うことはあまりなかったから、

自分からメールするのもなんだか怖くって…。

結局会えないまま一週間が過ぎた。

これくらい連絡なくても、今までは普通だったのに。

へこむ。

なんでだろ…。

この気持ち。

シャワー浴びて、布団に潜り込んで、目を瞑る。

浮かんだ顔は…

キミくんだ。

いつの間にかキミくんでいっぱいになってたあたしの頭ん中。

ピピピピ…

無意識だった。

携帯を握りしめ、キミくんの名前を探した。

ヨコ『もしもし？Aちゃん？』

A『うん。…久しぶり。』

ヨコ『珍しいなぁ…Aちゃんから電話してくるなんて。こんな時間にどうしたん？会いたくなった？』

A『…うん。』

ヨコ『へ？』

A『自分で聞いといて、何よ。』

ヨコ『いや、聞き間違いかなぁーって思って。』

A『何回も言わせないでよ…会いたいの。』

ヨコ『おん、わかった。今すぐ行くわ。』