キミノトナリニ。【YOU】 (ページ15)

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おじゃま虫。ページ15

美味しい料理にワインもすすんで、いい気分になった頃、オーナーさんが誰が男の人を連れて来て、部屋をノックした。

オーナー『やっぱ一緒…じゃない…よね？』

ヨコ『はい？』

ヒョコっと顔を出した見たことある顔…

大『横山くーん！俺が教えた店、デートに使わんといてー！！』ニコッ

ヨコ『なっ！大倉！なんでぇ？』

オーナー『ごめんヨコ(笑)ヨコが来てるよってつい言っちゃって。』

申し訳なさそうにバツの悪い顔をしているオーナーさんとニヤニヤしてあたしを見ている大倉くん。

大『ちょっとだけ、いい？』

そう言って、こちらの返事も聞かず部屋に入ってきた大倉くんはキミくんの横に座った。

ヨコ『勘弁してやぁ…。』

A『あ、はじめまして。Aです。』

大『あ、どーも！突然すみません。大倉ですー。横山くんに彼女出来たなんて聞いてへん！』

ヨコ『わざわざゆーかっ！っつーか、早よ出て行ってーやぁ…。』

あ、プライベートの話って、メンバーにはあまりしないんだ、って冷静に二人の会話を眺めてたら、突然大倉くんがこっちを見たからドキッとした。

大『かわいいな、Aちゃん。』二カッ

A『///。』

ヨコ『おい、A！照れるなや！』

A『だって…アイドルスマイル…まぶしい。』

ヨコ『はぁ？俺には初対面でアイドル要素ないってゆーたよなぁ…。』

A『そうだっけ？(笑)』

大『Aちゃん何歳？』

A『30。』

大『おー！歳上かぁ！見えへん！』

それからも大倉くんの質問責めにあって、何か、若いなぁって思いながら、テレビのイメージとはちょっと違うストレートな彼にちょっと興味が湧いた。

横では明らかに機嫌が悪いキミくん。

二人の顔が対象的で、なんだか笑えた。

大『そろそろ行くなぁ、横山くんごめん！Aちゃん、楽しかったで！ありがとぉ。俺ら気ぃ合うよな！またしゃべろうな！』ヒラヒラ～

ヨコ『合わへんわ！早よ行けっ！シッシッ！！』

A『んふふ。面白い人だね。アイドルとしゃべっちゃった！やっぱかっこいいよね！』

ヨコ『腹立つぅ！なんかえぇとこ持って行かれたわぁ…。』

A『大丈夫。キミくんもかっこいいよ！』

ヨコ『ついでみたいにゆーなや。』

A『ついでじゃなくて！あたしはキミくんのほうがかっこいいと思ってるよ。自信持ちなさいよ！彼氏！！』