れんげ草【fischer’s-モトキ】 (ページ10)

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No.9 ページ10

Aside

マスクに帽子も被っているからあまり顔は見えなかったけど、

あのぱっちり、くりくり二重でピンときた。

．

「あっ、モトキさん？！ですか？」

モ「覚えててくれてたんだ。嬉しいな〜
一か八かで声かけたから安心した笑」

「何でここに…」

モ「俺、今日オフでこの辺散歩してたんだ。
そしたらAさんいたから笑」

「あの時会ってからFischer’sさんの動画見ました！
すっごく面白くて、今はファンです笑」

モ「えっ！本当に観てくれたんだ。嬉しいっ！」

そうニコニコ笑顔でモトキさんが言ってくれた。

(笑顔かわいすぎない？)

動画を観てても思ってたことだけど、リアルで見るとより笑顔が素敵だなと思った。

モ「ねえ、いつもここにいるの？前もここにいたから…」

「はい。私ここに咲いてるれんげが好きで、れんげを見によくここに来るんです。」

モ「わー、確かにきれい！こんなところに咲いてるって知らなかった〜」

「嬉しいです。誰かと共感できたことなかったので！」

モ「じゃあ俺とAさんだけの秘密ね。
ここのれんげの魅力！」

ここのれんげ…

．

二人だけの秘密…

なんかその言葉が私の心を躍らせた。

．

．

　

．

「はい！2人だけの秘密です！ﾆｺｯ」

モ「…あのさ、もしよかったら"Aちゃん"って呼んでもいいかな？ Aさんと喋っててすごく楽しくて。」

「はい！ぜひ！」

モ「俺のこともさん付けしなくていいよ。」

「じゃあ…モトキ君？」

モ「うん！そっちの方が嬉しい」

「恥ずかしくて慣れるのに時間かかるかもだけど頑張ります笑笑」

モ「あ！！！後、俺勝手にタメ語で喋っちゃってたんだけど、Aちゃんって…何歳ですか？年上だったらごめんなさい、」

「21歳です。けど年齢関係なくタメ語で大丈夫ですよ」

モ「良かった…俺も21歳！安心した〜 Aちゃんもタメ語で話してよ！」

「分かりまs… 分かった。よろしく…ね…？
本当に慣れない…ﾃﾞｽ」

モ「え〜俺、めっちゃチャラいみたいじゃん笑
同い年だからぜひ仲良くしてほしいな〜」

．

今すごく話してたけど目の前にいるのは有名人。
バレたら大変だ。

「モトキさn…モトキ君、私なんかといたらファンの人から反感買う…」

モ「大丈夫。」

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