街角の花屋には華のある女性が居るらしい【僕のヒーローアカデミア】 (ページ2)

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五十二。デート2 ページ2

『わ、意外と広い…!!!』

お恥ずかしながら、私はショッピングモールに来たことが無い。
と言うか存在を知ったのも高校生の時だ。

相「(…可愛いな…)」

『相澤さん、相澤さん…!!ど、どこから見ましょうか…!』

この時相澤は、初めての所来てぴょんぴょんする華街さんを兎と当てはめて見ていた

相「…店は逃げませんから、一店ずつみましょうか」

『…ｯは、はい!//』

その大人な余裕の笑みに、また心を撃ち抜かれてしまう。

「『(あぁ…好きだなぁ…。)」』

この心の声が言葉で交わる日は、果たして来るのだろうか。
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『わ…綺麗……!!』

途中で入った、小さな宝石きらきら光るアクセサリーが魅力的なアクセサリーショップ。
ついつい足を止めて、ショーケースの中を見入る。

相「…あ。…華街さん、少し待っててください」

『え？あ、はい…!!』

相澤さんはそう言うと、何かを持ってレジの方に歩いて行った。

ﾄﾞﾝｯ

『わ…!』

子供1「あ！ご、ごめんなさい…！」

子供2「おまえはどんくさいからすぐぶつかるんだよばーか！！」

『こら、お友だちなら仲良くしなきゃ、めっ、よ？
…ほら、貴方も泣かないの。男の子なんだから*』

ぶつかってしまった男の子の涙をハンカチで拭き、
二人の頭を撫でる。

子供1「お、お姉さん…！…あり、ありがとう！！*」

ニッと笑った顔は眩しくて、少し目眩がしそう。
もうぶつからないのよ、と手を振って、少年は走っていった。

『…懐かしいなぁ…。』

…

え？

『え、今…懐かしい、って何が？』

相「…華街さん、お待たせしてすみませ…、…

華街さん…？」

『！あ、相澤さん…！すみません、ぼーっとしちゃって…!!』

ふるふると頭を振って思考を正す。

…しかし、さっきのは一体…。

相「それじゃあ、行きましょうか。」

『はい…!*』

今よくよく思えば、

私には高校一年生から下の記憶が無い