恋 す る 乙 女

▼西川遥輝（電話） ページ9

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(電話)






「ぎゃははははは！ちょ慎吾くんそれあかんｗｗｗ」

「やろ？めっちゃおもろいやろ？(笑)」



なんて話してるのは彼女の祐希と
今年からジャイアンツにトレードで移籍した石川慎吾




俺の帰りを待ってくれてたみたいやけど
遅かったから眠くてやばい〜、ってとこで
慎吾から丁度電話かかってきて今の状況になる



今日はご飯はええ、って言うてあったから
家帰ったらもう寝るくらいのことしかなくて、






けど、そんなんつまんないやろ？









「なぁ、いつまで電話してるん」

「え？あー、待ってもうすぐ終わるから」


祐希のもうすぐ終わるはまだまだ時間かかる
ただ慎吾との話を聞いてるのも嫌やしな？





「ひっ、」

左耳にふーって、息吹きかけたらこれ、やば

慎吾がどしたん？なんて聞くけど、
祐希は何でもないよ〜、って誤魔化した





「んー、ちゅ」

「、！」

いつまで慎吾にバレへんねやろ、
なんて思って首筋にキスマークつけたった、

あ、もちろんすぐ見えるところな？





もうこれ以上ダメだ、と悟った
祐希がやっと慎吾との電話を切った






「おっそ」

「いや、だって遥輝遅かったし」

「寝ててええ、言うたやろ？」

「ちゃんと出迎えてから寝たかったの、」



なんて恥ずかしながら言うから
一気にこっちまで恥ずかしくなってきた、



「けどそれとこれとは別やぞ？」

「(あなた)の身体に教えこんどこか、」


お、し、お、き、♡

１回言うてみたかってん、ほんま







(はるき、っもうおかしくなっちゃう、！)
(まだあかん、もっと、っ)

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