夏の星座

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ren


シャワーを浴びて、段々と状況を理解する。
あれ？俺、めっちゃ紫耀に迷惑かけてない？え？泊まるの？？
真っ白から真っ青になる。

やっちまったー！！！

どんどん酔いも醒めてきて、色々思い出す。


はぁー…

何してんのやろ、タクシー呼んで帰った方がええかな？折角の休みを邪魔してしまうしな。

…とりあえず出るか。


てか、着替えも何も無いんやけど俺どしたらええの？？


タオルで拭き、腰に巻く。
脱衣所から顔を出し、申し訳無さげに紫耀を呼ぶ。


廉「…うー、しょお…」

返答がなく、やむを得ずリビングまで行く。
俺、とことん面倒なやつやなぁ。

薄暗い中でサングラスをかけていた紫耀、何だろう何か安心した。


ドアから覗くと、紫耀がこちらを見た。サングラスで表情はよく分からないけど。

廉「あんな?…もの凄く図々しいんやけど、何か着るもん貸してくれん？」


あぁ、情け無いやら、恥ずかしいやらでもう消えたい。


下を向いて、紫耀の反応を待っていると、肩に上着をかけてくれた。

紫「ごめんッ直ぐ持ってくるッ」

廉「あ、ありがとう。」


持ってきてくれたスエットに着替える。
これって、やっぱり泊まってええってことやよね？

分からないふりをして、

甘えてしまってもいいのだろうか…

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