夏の星座

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sho


どうしてこうなったのか…目の前で神は頭を抱えている。海人と岸くんは廉の両サイドできゃーきゃー言ってて、廉は酔っ払っててずっとニコニコしてる。







少し前–

仕事の後、久しぶりに、メンバーで飯に行くことになり、疲れもあり、明日オフもあり、速いペースで末っ子達とリーダーが出来上がっていた。

海「皆でゴハンなんて、嬉しいねぇ〜」ニコニコ

廉「ほんまやなぁ〜」ニコニコ

世界平和か！なんて、思っていたら、
酔っ払っているだろう岸くんが爆弾を投下した。

岸「そうだ、廉！昨日の特別な存在ってどう言う意味だったの？」

衝撃的な発言に、全員が廉を見つめた
俺は、吃驚しすぎて…何も言えなかった…

廉「え？そんなん言ってた？」

岸「覚えてねーの？」

海「ちょ、ちょっとまって…特別な存在って岸くんが！？」

岸「いや、俺じゃねーよ。」

岸くんじゃない、安心したような、しないような。
誰の事を言っていたのか、そんな存在が居るって言う事実に凄くショックを受けた。

海「じゃあ誰の事？健人くん？大吾くん？…まさか、彼女できたの廉！？」

廉「ちゃうわ！覚えてないけど！」

海「覚えてないなら、分かんないじゃん！」

廉「いや、今知らないのに彼女おったら、俺ヤバイ奴やで？」

海「それもそうか」

紫「岸くん…」
何か知ってるんじゃ…

岸「廉の特別ってどんな感じ？憧れ？それとも」

駄目だ、もう廉のことしか気にしてない。

廉「えー、優太も海人も俺の特別やで？」

海「えっ？れーんー！」抱きつく

廉「もちろん紫耀も、神も、玄樹も特別！」

こちらを見て、ふわっと笑う廉に、不覚にもドキっとした。

何か岸くんが、でもとかえーとかボソボソと言ってたけど、もう皆廉にメロメロだった。

廉「もー優太はまだグダグダ言ってるん？ちゅーするで？」

海岸神紫「えっ！？」

廉がふわふわしながら岸くんに近づく光景がスローに見えて、


光の速さで神と海人が動いた。


間一髪で海人が廉の口を手で塞ぎ、神が岸くんを引っ張った。



冒頭の状況である。

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