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いつものように週末にAを呼び出す。
向こうも分かってますよと言わんばかりの返事をしてすぐに来てくれるからその優しさに甘え続けてしまっている。
俺の気持ちを知ってか知らずか、そんなことはどうだっていいが、拗らせすぎたAへの想いを伝えられずにズルズルと関係を続けている自分を狡い奴だと自覚はしている。
いつAに捨てられるか分からない。
でも簡単に離れることなんて出来ないくらい君にハマってしまった。
「…ねぇ、俺に集中してよ」
なんだか今日はいつにも増して君が上の空だからつい行為を止めて柄にも無くそんなことを言ってしまう。
紅潮した頬に潤んだ瞳。
その瞳は真っ直ぐと俺を捉えている。
…永遠にその瞳には俺だけが映っていればいいのに。
思い馳せながら見つめ返すと、唐突に君の口から発せられる「好き」という言葉。
聞き間違いではないだろうか。
「…え？」
『…ごめん、ヒョンジナ、ごめんなさい。好きになるつもりなんて…無かったのに』
「…どうして謝るの？」
『…貴方の傍に居たいから。だから…伝えるつもりも、無かったの』
消え入りそうな綺麗な声で、大きな瞳には薄らと涙を浮かべながらそう言うA。
今此処で君を捕まえなくてどうする。
「…A、ごめん、」
『っ…う、ん…分かっ』
「好き」
『えっ…？』
「ごめん、俺も好き。好きだよ」
優しい君に、俺なんかに体を委ねてくれる君に甘えて、ちゃんと言葉にしようとしてなかった。
どうせ君は離れていかないだろうという自己暗示。
勝手に俺が縛り付けていただけだ。
こんなにも愛しいAと想いが通じ合っていた事実に目眩がする。
辛そうに涙を流していたAは今では幸せそうな微笑みを浮かべている。
ずっと、抱え込んでいたのだろうか。
俺に想いを伝えることが出来ず、君も藻掻いていたのだろうか。
そう考えるとどうしようもなく愛しく思えて。
『…っ、ヒョンジナ、もっと、』
「ん、…A、好きだよ」
『私もっ…』
あの日一人で泣いていた君を見つけた時から思っていた。
この子を俺のものにしたいと。
念願叶った今日。
これからは週末だけでなく、何にも縛られず咎められることも無く会うことが出来るんだね。
…もっと、俺に溺れてよ。
息が出来なくなるくらい愛してあげる。
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七彩 - こんにちは！お久しぶりです！リクエスト失礼します！チャニのお話で、全てチャニの言いなりになってしまう彼女のお話を作って欲しいです！お願いします！ (12月10日 13時) (
レス) id: 5d577b99f0 (このIDを非表示/違反報告)
YuuKnow(プロフ) - 七彩さん» コメント、リクエストありがとうございます🥰いい構造ですね楽しそう！🫣考えてみます！待っててください〜！🤍 (10月13日 20時) (レス) id: b48ba42977 (このIDを非表示/違反報告)
七彩 - こんにちは！お話よく見させてもらってます！リクエスト失礼します！ハンジソンのお話で不良くんと学級委員ちゃんのお話を作って欲しいです！内容は、不良くんが校舎裏でタバコを吸ってたらたまたま見かけた学級委員ちゃんに一目惚れするって言うお話でお願いします！ (10月13日 20時) (レス) id: 5d577b99f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YuuKnow | 作成日時：2023年10月13日 1時
