«HJ»君に溺れて ページ5
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今日も私は彼に従ってしまうのだろうか。
否、従ってしまうのではない、そうするしか無いのである。
危険な“毒”。
彼という沼から抜け出すために必要な解毒剤など、この世の何処にも存在していない。
…
「…もしもし、おつかれ、今日は？」
『……行くよ』
「ん、じゃあいつものとこで」
それだけ言って直ぐに切られる電話。
耳に残るのは無機質なﾂｰﾂｰという機械音だけである。
嗚呼なんて酷い人なんだろう。
どこまで私の気持ちをもて遊べば気が済むのか。
そんなこと、あの人は微塵も考えていないんだろうな。
夜の23時。
今日も私は彼の愛に応えるため重い腰を上げ車に乗り込む。
『…おまたせ』
「遅いよ、もう寝ようかと思ってた」
『…電話してから20分も経ってないでしょ』
「うるさい、ダメ、遅い。次からは10分で来て」
『…そんな無茶な、わがまま言わな、っ』
文句を言ってやろうと開いた口は最後まで言葉を発することを許されず、彼の唇によって塞がれた。
彼とこうして会うようになって数ヶ月。
テレビの中でキラキラ輝いていたアイドル様とこんな関係になるなんて誰が想像しただろうか。
「…君、こんな時間にこんな所で何してるの」
『…別に、関係ないでしょ…放っておいて』
「無理だよ。だって君…泣いてるじゃん」
当時付き合っていた彼氏に浮気され、それでも彼が好きで離れられずにいたがとうとう浮気現場をモロに目撃してしまい、フラフラと一人公園で缶ビールを片手に項垂れていた時に声を掛けてきた男の人。
それがヒョンジンとの出会いだった。
同棲していた家には他の女が上がり込んでいて帰れるはずもない。
少なくともこの声をかけてきた相手も男だ。
下心の一つや二つあるに違いないと思い、女という武器を使い一晩を共に過ごしてもらった。
まさか、あのstraykidsのヒョンジンだとは思わなかったけれども。
「っ…ねぇ、何考えてるの？…俺に集中して」
『…ヒョンジナと出会った時のこと、思い出してた』
「なんでまたそんなこと、」
『ねぇヒョンジナ』
だめよ、私、止まって。
そう思うが考えるよりも先にツラツラと出てくる言葉。
この先の言葉を言ってしまえば、もう会えなくなってしまうかもしれないのに。
『ヒョンジナ、ごめん、私貴方のことが好きみたい』
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七彩 - こんにちは！お久しぶりです！リクエスト失礼します！チャニのお話で、全てチャニの言いなりになってしまう彼女のお話を作って欲しいです！お願いします！ (12月10日 13時) (
レス) id: 5d577b99f0 (このIDを非表示/違反報告)
YuuKnow(プロフ) - 七彩さん» コメント、リクエストありがとうございます🥰いい構造ですね楽しそう！🫣考えてみます！待っててください〜！🤍 (10月13日 20時) (レス) id: b48ba42977 (このIDを非表示/違反報告)
七彩 - こんにちは！お話よく見させてもらってます！リクエスト失礼します！ハンジソンのお話で不良くんと学級委員ちゃんのお話を作って欲しいです！内容は、不良くんが校舎裏でタバコを吸ってたらたまたま見かけた学級委員ちゃんに一目惚れするって言うお話でお願いします！ (10月13日 20時) (レス) id: 5d577b99f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YuuKnow | 作成日時：2023年10月13日 1時
