恋する為に彷徨うのか~短編集~

«LK»happybirthday ページ13

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今日は付き合ってから2回目のリノの誕生日。



お互いアイドルである私達は先日熱愛を公表し、世間からはK-POP界のビッグカップルと呼ばれるようになった。





日本から出てきて練習生期間は約3年程。
本来ならどこかのヨジャグループとしてデビューする予定だったがJYPに引き抜かれて5年前にソロデビューを果たした私。



何かと共演することが多かった私とリノは自然と仲良くなり、2人で出掛けることも増え、リノへの気持ちが恋心へと変わったことに気付いた頃に向こうから交際を申し込まれ恋人へと発展した。





リノは今世界中で大人気のあのstraykidsのメンバーだから公開してからは最初こそ私への批判やアンチは酷いものだった。



リノが直接「Aは俺が幸せにしたいと思った子です。俺が大切にしているものを、STAYの皆にも大切にして欲しい。わがままなのは分かってます。だけど、それが俺の幸せです。」と大々的にコメントしてくれたお陰で今では暖かい言葉も増え、STAYにも見守ってもらえている状況だ。







MG「今日はあの子達の宿舎に行くの？」



『ううん、ホテルとってあるからリノにはそこに来てもらう予定だよ』



MG「お、じゃあ後で場所教えて。そこまで送るわね」



『ありがとうオンニ！寄って欲しい場所もあるからお願いしていい？』



MG「ふふ、りょーかい」







昨年の誕生日の時期は私のカムバックと被っていて本当に忙しかったから十分にお祝いしてあげることが出来なかった。



「忙しいのは分かるんだけど！カムバおめでとう！でもやっぱり寂しい！曲めっちゃ良かったよ！」という褒めを織りまぜた愚痴をネチネチと引き摺られ散々拗ねられてしまったので、今年はこれでもかという程しっかり準備してやった。





Aお仕事終わったよ。後で〇〇ホテル来てね!フロントで名前言えば案内して貰えると思うから

리노俺ももうすぐ終わる!!!
楽しみ!!!終わったらすぐ向かう!!!





カトクを送ればすぐに帰ってくる返信。
相当楽しみにしてくれてる様子で思わず頬が緩んだ。



アイドルのリノは一見クールな印象だが実はとっても可愛らしくて、わがままで、素直で、甘えん坊な人だ。



どれくらい喜んでくれるかな。私の腕の見せどころだ。










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またリノくんの話ですいません🙇‍♀️
どうしてもバースデー書きたかった…


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