«LK»初恋 ページ1
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大学2年の春、人生で初めて恋をした。
理学部3年生『イ・ミンホ』
大学内でもその美しい顔立ちから一際目立っており、更に成績優秀ということもあって彼を知らない人は居ない程の人気を誇っていた。
噂によればファンクラブなんかも有るらしく、所謂学内のアイドル的存在だ。
そんな圧倒的高嶺の花である彼に、恋をしてしまうなんて。
私はなんて身の程知らずなんだろう。
…
今まで誰かを好きになったことがなかった私は、友人に恋人ができた時も、姉が結婚した時も、祝福の言葉こそ述べはしたが『誰かと一緒になりたい』という感情がどんな物なのか、興味の矛先はそこにしか向かわなかった。
そのため昔から恋愛小説を読み漁るのが好きで、幸いにも私が通う大学は都市内でも有数の大規模な図書館を所有しており、サークルにも所属していない私は暇さえあればそこに入り浸っていた。
ある日友人と別れ1人でいつも通り図書館に行き、借りていた本を返却してから新しく読む本を探していた。
『……“初恋の味”、ね』
なんともベタなタイトルである。
だが何故かその本が気になり手に取ると、返却カードが落ちてくる。
咄嗟に拾い、中に戻そうとカードに目をやると、そこにはよく友人たちが口にする有名人の名前が書いてあった。
『え…イ・ミンホ……』
「なーに、その本に俺の名前があるの、そんなに不思議？」
『っ？！』
思わずカードに書いてある名前を読み上げてしまい、更にはすぐ後ろにその本人が居たことに肩を上げ驚いてしまった。
「そんな怯えたようにしないでよ笑 俺別に悪い奴じゃないよ？笑」
『あ、いえ、ごめんなさい…』
「君、文学部2年のAちゃん、でしょ？」
『えっ…なんで私の事知ってるんですか…？』
「Aちゃん、有名人だから。知らない？大学内での君の呼び名」
『有名…？私が？それはミンホさんじゃ、』
「君、図書館の天使、って呼ばれてるんだよ」
“俺、君に会うために本読んでここ通ってたの。気づかなかった？”
続けてそう言いながら「まぶしっ…」と窓から入る陽射しに目を細め、空を眺める彼の横顔の美しさに、胸がﾄｸﾝと高鳴った気がした。
「やっと会えた、ずっと話してみたかったんだ」
とても優しく笑う彼から目が離せなかった。
あぁ、やっと分かった気がする。
これが“恋”なのか。
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七彩 - こんにちは！お久しぶりです！リクエスト失礼します！チャニのお話で、全てチャニの言いなりになってしまう彼女のお話を作って欲しいです！お願いします！ (12月10日 13時) (
レス) id: 5d577b99f0 (このIDを非表示/違反報告)
YuuKnow(プロフ) - 七彩さん» コメント、リクエストありがとうございます🥰いい構造ですね楽しそう！🫣考えてみます！待っててください〜！🤍 (10月13日 20時) (レス) id: b48ba42977 (このIDを非表示/違反報告)
七彩 - こんにちは！お話よく見させてもらってます！リクエスト失礼します！ハンジソンのお話で不良くんと学級委員ちゃんのお話を作って欲しいです！内容は、不良くんが校舎裏でタバコを吸ってたらたまたま見かけた学級委員ちゃんに一目惚れするって言うお話でお願いします！ (10月13日 20時) (レス) id: 5d577b99f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YuuKnow | 作成日時：2023年10月13日 1時
