彷徨う国のお姫様日記 2

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みんながパーテーションの向こう側でやいやい騒ぎながら着替えているのが聞こえる。



いつもはみんなと別の場所で着替えるからなんだか新鮮で、でもパーテーションがあるからといっても少し気恥ずかしかったり。



…それにしても着替える時ですらこんなにうるさいのか、うちの男どもは。







SM「うわっ、チャンビニヒョンまたパンツ新しいの買ったの？買いすぎだって」



FL「ほんとだ！またカッコイイの履いてる！」



CB「なんでもいいだろ！良いの履かなきゃ気分が落ちる」



SM「ここ、顔になってんのめっちゃ面白い」



FL「スンミナそんなとろこ触っちゃダメだよっ！ㅋㅋ」







HN「リノヒョン〜♡腹筋いい感じでちゅね〜♡」



LK「ハニヤ〜♡お前はなんだこの腹は〜？♡」







IN「今日の衣装かっこいい！……でもチャニヒョンのえっちくない？」



HJ「ノーノーイエナ。ハシタナイ、だよ」



BC「ヒョンジナ？！そんな言葉どこで覚えたの〜？^^」







どこからともなく聞こえてくる会話全部がうるさい。



そして恥ずかしい。オンニ達もいるんだから少しは弁えた会話をして欲しい。何パンツの話なんてしてんの？しかもスンミナどこ触ったの？いつもほんとにこんなんなの？恥ずかしいわ…







「ルナ〜！終わった？大丈夫？」



『あ！オンニ！もう終わるから待って！』



「了解よ〜あなたのメイク私がやるから私のとこ来てね〜」







メイクオンニにの声掛けにはーい！と返事をして急いで着替えを終わらせる。



……うーん、なんか今日の衣装いつもより重たい気がする。
それに少しだけブカブカ…かも？



なんて軽〜く思いながらパーテーションから顔を出してみんなを見てると、みんなもそれなりに重そうだしゆとりある感じの衣装だったからこういうもんかと納得し、服を衣装オンニに預けてメイクオンニの待つ鏡の前に座った。







「あら、ルナ今日いつもよりもゴツイわね？重くない？」



『あ、やっぱそう思います？ちょっと重いかな〜て。でもみんなも同じ感じだし』



「そうね〜。リハやってみて辛かったら装飾減らしたいとか相談してみたら？」



『うん、そうする〜〜〜』



「さあ時間ないから今日もササッと可愛くするわよ！」



『お願いしまーす♡』







オンニの神業で秒で可愛くしてもらい、すぐにみんなでリハーサルに向かう。SKZ-TALKERの撮影もついてくるからほんとに今日はバッタバタだ。







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